NY見通し- AIラリー持続性やイラン情勢、求人件数に注目

NY見通し- AIラリー持続性やイラン情勢、求人件数に注目

 今晩はAIラリー持続性やイラン情勢、求人件数に注目。1日のNY株式相場は続伸した。中東情勢緊迫化に伴う原油高や米長期金利の上昇が重しとなったが、旺盛なAI・半導体需要が相場を牽引した。イランの協議停止発表に対し、トランプ大統領が交渉の進展を主張するなど情報が交錯したが、原油価格は上昇した。こうした中、PC向け新チップが好感されたエヌビディアや、セールスフォースなどの主要ハイテク株が急騰。ダウ平均は一時大幅安となるも46.42ドル高(+0.09%)と4営業日続伸し、ナスダック総合も114.19ポイント高(+0.42%)と8営業日続伸した。S&P500を含む主要3指数が連日で終値の史上最高値を更新した。

 

 今晩のNY市場は、利益確定売りをこなして最高値を維持できるかが焦点となる。米株先物市場は主要指数がそろって小幅安で推移しているが、取引終了後に予想を上回る好決算と通期見通しの上方修正を発表したヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)が時間外取引で28%超の急騰となっており、ハイテク・AI関連銘柄の支援材料になるかが注目される。経済指標では、週末の雇用統計の前哨戦として4月の米JOLTS求人件数が発表され、労働市場の動向を見極める材料となる。また、ダラー・ゼネラルなどの小売株の決算が発表されるほか、原油高を招いているイランとの停戦交渉を巡る報道の行方も引き続き注視される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは4月JOLTS求人件数のほか、5月乗用車総販売台数など。企業決算は寄り前にダラー・ゼネラル、引け後にパロアルトネットワークスなどが発表予定。(執筆:6月2日、14:00)