今週のNY市場はFOMCに注目。先週はダウ平均が0.66%高と反発し、前週に4.68%安と急落したナスダック総合も0.70%高と反発した。週前半はスペースXのIPOに向けた流動性(現金)確保のために半導体株などが売られる場面があったが、米国とイランの和平合意の最終テキストがまとまったとの報道を受けて、地政学リスクへの懸念が和らいだことや、金曜日にナスダック市場に新規上場したスペースXが公開価格を大きく上回り、終値も19%高と急騰したことで市場全体のセンチメントが好転した。週末の動きでは米国とイランが戦闘終結の覚書で合意し、トランプ米大統領がホルムズ海峡の解放を承認したと報じられた。
今週は19日金曜日がジューンティーンスの祝日で休場となるため、4日間の取引となるが、スペースXの上場成功や、米・イランの戦闘終結合意により良好なセンチメントが維持されるかが注目される。金融政策では、16-17日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まる。今会合では政策金利の据え置きが確実視されており、先週発表された5月消費者物価指数(CPI)が3年ぶりに4%を超えたことから、年内の利下げ確率はゼロとみられているが、声明文から利下げを示唆する表現が削除されるか否かが注目されるほか、発表されるFF金利見通し(ドットプロット)から、今後の金利動向のヒントを市場は探ることになる。また、新たに米連邦準備理事会(FRB)議長に就任したウォーシュ議長の記者会見にも要注目となる。このほかの経済指標は5月住宅着工件数、5月小売売上高、週間新規失業保険申請件数、6月フィラデルフィア連銀業況指数など。
今晩の米経済指標・イベントは6月NY連銀製造業業況指数、5月鉱工業生産など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月15日、14:00)
