今晩は軟調な展開か。前日のNY株式市場は高安まちまちとなった。ダウ平均は、5月米PCE物価指数が市場予想の範囲内となり過度なインフレ警戒感が和らいだことから、キャタピラーなどの景気敏感株やヘルスケア株が買われ、71.72ドル高と小幅ながら2日続伸し、取引時間中の史上最高値を一時更新した。一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は、好決算を発表したマイクロン・テクノロジーが大幅高となったものの、部品コスト上昇などに伴う製品値上げを発表したアップルやマイクロソフトが大幅に下落したことが重荷となり、0.46%安と4営業日続落した。機関投資家が指標とするS&P500種株価指数もわずかにマイナス圏で終了し、市場ではハイテク株売りと景気敏感株買いの2極化が進む展開となった。
今晩のNY市場は、世界的なハイテク株売りの激化に伴い波乱含みの展開が予想される。AIインフラのコスト上昇懸念から、時間外取引でナスダック100先物が大幅に下落しているほか、アジア市場でも韓国や日本の主要株価指数が急落しており、米国市場でもハイテク株を中心に売り圧力が強まりそうだ。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測の再燃も市場のボラティリティを高める要因となっている。
今晩の米経済指標・イベントは6月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:6月26日、14:00)
