今晩は米6月PPIや決算に注目。14日のNY株式相場は反発した。予想を下回る米6月消費者物価指数(CPI)を受け、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ懸念の後退と長期金利の低下が好感された。ダウ平均は、好決算を発表したゴールドマン・サックス・グループなどが相場を牽引したものの、業績見通しを引き下げたインターナショナル・ビジネス・マシーンズが25.21%急落したことが重しとなり、9.63ドル高(+0.02%)とわずかな上昇にとどまった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は終日プラス圏で推移し、0.90%高で終了した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も上昇して終了し、イラン情勢に伴う原油高への警戒感は根強いものの、主要3指数がそろって上昇する展開となった。
今晩のNY株式市場は、前日のCPI減速を受けた反発の勢いが持続するかが焦点となる。時間外取引で米株先物相場が上昇しており、底堅い展開が期待される。市場の関心は、寄り前に発表される米6月卸売物価指数(PPI)へと移っており、インフレ鎮静化の傾向がさらに裏付けられるかどうかが注目される。また、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の上院での議会証言や、地区連銀経済報告(ベージュブック)の公表もあり、今後の金融政策の行方を探る手がかりとなる。さらに、モルガン・スタンレーやジョンソン・エンド・ジョンソンなどの主要企業決算が相次ぐため、企業業績の動向が相場の下支えとなるかも重要なポイントである。
今晩の米経済指標・イベントは、6月生産者物価指数(PPI)のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にモルガン・スタンレー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、引け後にユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスなどが発表予定。(執筆:7月15日、14:00)
