NY見通し-原油高とビッグテック懸念で上値の重い展開か

NY見通し-原油高とビッグテック懸念で上値の重い展開か

 今晩は上値の重い展開か。前日23日のNY株式市場は大幅続落した。ダウ平均は506.93ドル安(-0.97%)、ナスダック総合は2.15%安で取引を終えた。紅海でのタンカー攻撃等による中東情勢の緊迫化に伴いブレント原油先物価格が1バレル=100ドルを突破し、インフレ再燃や金融引き締め警戒が広がり株価の押し下げ要因となった。さらに、決算を発表したアルファベットがAI投資負担の増大から7%超下落し、テスラも業績失望から14%超急落した。ビッグテックの資本支出懸念が再燃したことで、ハイテク株を中心に売りが膨らんだ。

 

 今晩のNY株式市場は、原油急騰に伴うインフレ圧力と金融環境引き締めへの警戒が残る中、上値の重い展開が予想される。前日に急落したハイテク株に押し目買いや自律反発の動きが入るかが注目されるものの、市場では大型IT企業の過剰なAI関連支出に対する懸念が強まっており、積極的な買いは手控えられやすい。また、原油高の長期化が米経済の先行きや政策金利の見通しに与える影響も警戒されている。こうした中、今晩発表される7月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値などの経済指標や寄り前の企業決算発表を受け、相場が底堅さを維持できるかが焦点となる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは7月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値、6月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にアメリカン・エキスプレスシュルンベルジェベライゾン・コミュニケーションズネクステラ・エナジーなどが発表予定。(執筆:7月24日、14:00)