NY見通し-底堅い展開か 経済指標は6月個人消費支出(PCE)価格指数

NY見通し-底堅い展開か 経済指標は6月個人消費支出(PCE)価格指数

 今晩は底堅い展開か。前営業日のNY株式相場は大幅反落。ダウ平均は1153.18ドル安(-2.19%)、ナスダック総合は1.74%安で終了した。FOMCで政策金利は据え置かれたが、FRBのインフレ抑制姿勢に対する懸念から債券市場で長期金利が急騰。中東情勢の緊迫化に伴う原油高や、AI大型投資の収益性を巡る懸念から半導体株の売りが継続したことも重荷となった。引け後の決算では、クラウド事業が好調なマイクロソフトが時間外で急騰した一方、売上高見通しが予想を下回ったメタ・プラットフォームズが売られるなど、主要ハイテク株の業績内容により明暗が分かれた。

 

 今晩のNY市場では物価指数に注目が集まる。前日のFOMC通過後も米長期金利が高止まりしており、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する6月個人消費支出(PCE)価格指数に要注目となる。インフレ沈静化が示されれば金利上昇に歯止めがかかり、株式市場の追い風となる展開が期待される。また、前日引け後に決算を発表したメタ・プラットフォームズの下落が予想される一方、クラウド基盤の「Azure」が好調で、第2四半期の売上高が市場予想を上回ったマイクロソフトの上昇が見込まれ、AI・ハイテク株のけん引役となることが期待される。引け後にはアップルアマゾン・ドット・コムの決算発表が予定され、期待感が強まるか、警戒感が強まるかもポイントとなる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは6月個人消費支出 (PCE) 価格指数のほか、4-6月期GDP速報値、新規失業保険申請件数など。企業決算は寄り前にケロッグ、ブリストル・マイヤーズ・スクイブマスターカード、引け後にアップルアマゾン・ドット・コムなどが発表予定。(執筆:7月30日、14:00)