今晩は米7月CPI発表に注目。前日の米株式市場は続落。米イラン情勢の不透明感からホルムズ海峡の再開期待が後退し、原油先物価格の上昇に伴いインフレ再燃への警戒感が強まった。また、翌日に米7月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて様子見姿勢が広がるなか、AI部門の組織改編が発表されたアルファベットやアマゾン・ドット・コムなど主要ハイテク・大型IT株に売りが出たことも相場の重荷となった。ダウ平均は朝方に一時246ドル高まで上昇したものの、終盤に下落へ転じて184.13ドル安(-0.34%)で終了。ナスダック総合も0.60%安となり、ともに2日続落となった。
今晩のNY株式市場は、米7月消費者物価指数(CPI)の結果を受けた展開が予想される。市場予想は総合CPIが前年比3.4%上昇、コアCPIが2.5%上昇となっている。足もとは原油高によるインフレ再燃懸念が浮上しており、CPIが市場予想を上回った場合には、米連邦準備理事会(FRB)による利上げや高金利維持への警戒感から株式市場が軟調に推移する可能性がある。一方、インフレの減速が確認されれば、FRBの金利据え置き期待が強まり株価の下支えとなりそうだ。9月の政策判断を占う重要指標だけに、発表後の米長期金利の動向やハイテク株の反応が注視される。
今晩の米経済指標・イベントは7月消費者物価指数 (CPI)のほか、MBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、10年債入札など。企業決算は寄り前にアムコア、トリンブル、引け後にシスコシステムズが発表予定。(執筆:8月12日、14:00)
