NY見通し-ウォルマート決算と労働指標に注目

NY見通し-ウォルマート決算と労働指標に注目

 今晩はウォルマートの決算と労働指標に注目。前日のNY株式市場は主要3指数が揃って4営業日ぶりに反発した。ダウ平均は119.65ドル高(+0.22%)、ナスダック総合は0.16%高で取引を終えた。米財務省が長期国債の買い戻し枠拡大を発表したことで米長期金利が低下し、買い安心感が広がった。また、がんワクチンの良好な治験結果を発表したモデルナメルクをはじめ、ヘルスケア銘柄の急騰が相場を大きく押し上げた。一方、AI関連企業の赤字拡大報道による半導体株の下落や、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で示された追加利上げへの警戒感が上値を抑え、上昇幅は限定的だった。

 

 今晩のNY市場では、主要な経済指標の発表や大手小売企業の決算発表が焦点となる。経済指標では、新規失業保険申請件数や8月フィラデルフィア連銀業況指数が公表され、労働市場の動向や製造業景況感が確認される。決算発表では、世界最大の小売業者であるウォルマートや農業機械大手のディアに注目が集まる。前日のターゲットの決算では関税還付による押し上げ効果も見られたが、ウォルマートの業績や経営陣による個人消費の見通しが市場センチメントを左右する。金利上昇圧力が燻る中、堅調な企業業績を支えに底固さを試す展開が予想される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、8月フィラデルフィア連銀業況指数、7月景気先行指数など。企業決算は寄り前にディアウォルマート、引け後にロス・ストアーズなどが発表予定。(執筆:8月20日、14:00)