今晩はもみ合いか。前日20日のNY株式相場は主要3指数がそろって反落した。米財務省による国債買い戻し枠拡大の発表にもかかわらず、米10年債利回りが上昇に転じ、金利高止まりへの警戒感から売りが優勢となった。また、米国とイランの緊張高まりに伴う原油価格の上昇や、決算発表で通期見通しを下方修正したウォルマートの急落も市場心理を冷やした。ダウ平均は703.84ドル安(-1.32%)と反落し、ハイテク株主体のナスダック総合も1.00%安となった。主要3指数は週間ベースでも下落ペースとなっており、連勝記録が止まる警戒感が広がっている。引け後の動きでは、予想を上回る決算を発表した小売りのロス・ストアーズが時間外取引で9%近い急伸となった。
今晩のNY株式市場は、米長期金利の高止まり懸念が重荷となるなか、もみ合いの展開が見込まれる。米財務省による国債買戻し施策だけでは需給やインフレ懸念を根本的に解決できないとの見方が浮上しており、金利動向が引き続き相場を左右する。こうしたなか、8月のS&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値の発表に注目が集まる。景気の堅調さやインフレ圧力が示されれば更なる金利上昇が嫌気される一方、緩やかな減速を示す内容となれば買い安心感につながるかが焦点となる。時間外取引で好決算を発表したロス・ストアーズの下支え効果も期待される。
今晩の米経済指標・イベントは8月S&Pグローバル製造業・サービス業PMI速報値など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月21日、14:00)
