NY見通し-今週はブロードコム決算や8月米雇用統計に注目

NY見通し-今週はブロードコム決算や8月米雇用統計に注目

 今週のNY市場はブロードコム決算や8月米雇用統計に注目。先週はダウ平均が0.53%高と3週ぶりに反発したほか、ナスダック総合が0.85%高、S&P500も上昇し、主要3指数がそろって反発した。週初は米長期金利の低下や株買戻しの動きが支援し、週半ばにはエヌビディアの強気見通しやセールスフォースの急騰を受けてハイテク株を中心に大きく買いが先行した。しかし週末、ジャクソンホール会議での講演でウォーシュFRB議長がインフレ警戒姿勢を強調し、追加利上げ観測が急速に高まると米金利が上昇。半導体株を中心に利益確定売りが強まり週末は反落したものの、週間ではプラス圏を維持した。

 

 今週はAI相場の持続性と米金融政策の行方に注目が集まる。企業決算では水曜日に発表される半導体大手ブロードコムのほか、デル・テクノロジーズやヒューレット・パッカード・エンタープライズなどAI関連企業の業績発表が相場をけん引できるかが焦点となる。一方、経済指標では金曜日の8月米雇用統計が最大の山場だ。ウォーシュFRB議長がタカ派姿勢を明示したことで9月の利上げ観測が高まっており、労働市場の需給動向や賃金伸び率を見極める重要性が増している。想定以上の強い結果となれば金利上昇が嫌気され、株価の重しとなる展開が警戒される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月シカゴ地区購買部協会景気指数(PMI) など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:8月31日、14:00)