今晩は8月雇用統計に注目。前日の米株式市場は続伸した。FRBのウォラー理事がインフレ指標にサプライズがなければ今月のFOMCで政策金利の据え置きを支持する意向を示し、市場で利上げ観測が後退した。これを受けて前日に上昇していた米10年債利回りをはじめとする長期金利が低下に転じ、株式市場の追い風となった。また、好決算を発表したスノーフレイクの急騰や円高・ドル安の進行も投資家心理の改善につながった。ダウ平均は624.16ドル高(+1.18%)と8月4日以来の上昇率を記録し、ナスダック総合も1.40%高で終了。ゴールドマン・サックス・グループなどが上昇し、指数をけん引した。
今晩のNY株式市場は、取引開始前に発表される8月雇用統計の結果を消化する展開となりそうだ。非農業部門雇用者数や失業率、平均賃金などの結果を受け、労働市場の現状や景気動向を見極める動きが強まる。雇用者数の適度な伸びや労働市場の緩やかな減速を示す内容となれば、FRBによる今月の政策金利据え置き観測を後押しし、株式市場の支えとなると期待される。一方で、結果次第では金利観測が大きく変動し、長期金利の反応とともに一喜一憂する局面も予想される。原油高への懸念も残るなか、指標を受けた金利動向や金融政策見通しが相場を左右しそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは8月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月4日、14:00)
