今週のNY市場は8月CPIなどの物価指標に注目。先週のNY市場は、ダウ平均が0.27%安と反落した一方、ナスダック総合は0.40%高と2週続伸した。週前半は中東情勢の緊迫化に伴う原油高や米長期金利の上昇が重荷となり続落。週半ばには米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事の利上げ見送りを示唆する発言や金利低下を受け大幅に反発した。しかし週末は、米8月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回り労働市場の強さが示されたことで、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ警戒感が再燃。米長期金利の上昇とともに主要指数はそろって反落した。
今週は7日(月)がレーバーデーの祝日で休場となり、4日間の取引となる。金曜日に発表される米8月消費者物価指数(CPI)が最大の注目点となる。強い雇用統計を受けて9月FOMCでの利上げ観測が強まるなか、インフレ鈍化が確認できるかが焦点となる。木曜日の8月卸売物価指数(PPI)とともに、FRBの政策判断に大きな影響を与える見通しだ。また、中東リスクに起因する原油高と米10年債利回りの上昇傾向が株式市場の重しとなる懸念も残る。個別企業では、木曜日に決算発表を控えるアドビやオラクルなど大型ソフトウェア銘柄の動きがハイテク株のセンチメントを左右しそうだ。
今晩の米株式市場はレーバーデーの祝日のため休場。主要な米経済指標・イベントや企業決算発表はなし(執筆:9月7日、14:00)
