NY見通し-原油高や利上げ警戒で軟調か

NY見通し-原油高や利上げ警戒で軟調か

 今晩は原油高や利上げ警戒で軟調か。前営業日4日のNY市場は反落。ダウ平均が271.86ドル安(-0.51%)、ナスダック総合が0.29%安で終了した。米8月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回り、労働市場の強さが示されたことで、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が再燃。米長期金利が上昇し、投資家心理の重荷となった。大型ハイテク株を中心に売りが優勢となったものの、主要半導体株の上昇が下値を支えた。なお、7日の米市場はレーバーデーの祝日のため休場だった。

 

 今晩のNY市場は原油高や地政学リスク、貿易摩擦への警戒から軟調な展開が予想される。米国とイランによる攻撃の応酬で中東情勢の緊迫化が進み、原油先物価格が約6週間ぶりの高値水準へ上昇。エネルギー高に伴うインフレ再燃懸念から米長期金利の上昇圧力が強まっている。加えて、カナダによる対米報復関税の発効やトランプ米大統領の発言を受けた米加貿易摩擦の再燃も重荷となる。今週後半に8月消費者物価指数(CPI)などの重要指標発表を控えるなか、9月FOMCでの利上げ観測の高まりも相場の押し下げ要因となりそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月NFIB中小企業楽観度指数など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月8日、14:00)