NY見通し-原油高継続や金利上昇警戒でもみ合いか

NY見通し-原油高継続や金利上昇警戒でもみ合いか

 今晩はもみ合いか。3連休明けの8日のNY市場はダウ平均が628.18ドル安(-1.18%)、ナスダック総合が0.32%安で終了し、機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も下落したことで、主要3指数が揃って2営業日続落となった。米国とイランによる攻撃の応酬を受けた中東情勢の緊迫化により、原油先物価格が上昇。エネルギー高に伴うインフレ再燃懸念から米長期金利が一時4.8%台まで上昇し、投資家心理の重荷となった。また、対米報復関税による米加貿易摩擦の再燃や、今週後半に控える物価指標発表前の利上げ警戒感も嫌気された。一方、インテルアドバンスト・マイクロ・デバイセズなどの主要半導体株の上昇が下値を支えた。

 

 今晩のNY市場は、原油高や金利動向を睨みつつ方向感を探る展開となりそうだ。中東情勢の緊迫化を受けてブレント原油先物が1バレル=100ドルに迫るなど原油価格の高騰が続いており、エネルギー高に伴うインフレ懸念が根強い。今週後半に8月の卸売物価指数(PPI)や消費者物価指数(CPI)の発表、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控える中、利上げへの警戒感から積極的な買いは入れにくい。こうした中、今晩実施される390億ドル規模の10年債入札の需要動向が金利や株価の鍵を握る。また、アップルの新製品発表イベントにも注目が集まる。

 

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、10年債入札、アップルの新製品発表イベントなど。企業決算は引け後にクーパーが発表予定。(執筆:9月9日、14:00)