今週のNY市場はFOMCでの政策金利判断やAI関連の動向に注目。先週は月曜日がレーバーデーの祝日で、4日間の取引だったが、ダウ平均が1.57%安と2週続落し、ナスダック総合も0.66%安と3週ぶりに反落した。中東情勢の緊迫化に伴う原油高でインフレ警戒が強まり、米10年債利回りが一時4.97%台へ急伸したことが売りを誘った。週末11日こそ反発したものの、日曜夜の米株先物市場ではダウ平均先物とナスダック100先物がともに下落。サウジアラビアによる主要パイプラインの停止を受けて原油価格が再び上昇したほか、AI大手のIPO延期や開発減速を巡る懸念が嫌気され、週初は売り先行の展開が予想される。
今週は15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の焦点となる。市場では約86%の確率で利上げが決定されるとみられており、焦点は利上げ決定後のウォーシュFRB議長の記者会見に移っている。今回の利上げが一時的な抑制措置なのか、連続的な利上げサイクルの開始なのかを見極める局面となる。また、相場をけん引してきたAI分野において、オープンAIが今年中のIPO見送りを表明したほか、アンソロピックCEOが安全性を理由に開発ペースの抑制を主張するなど、新たな懸念が浮上した。株式市場への資金流入期待やAI投資の継続性に不透明感が強まっており、原油高や長期金利の高止まりと併せて株式市場の上値を抑えるリスクに警戒が必要だ。
今晩は主要な米経済指標や決算発表はなし。(執筆:9月14日、14:00)
