今晩はFOMCの結果に大きな関心が集まる。前日のNY株式相場は続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定を控えた警戒感が強まる中、米10年債利回りが一時2007年以来の高水準となる5.041%へ上昇したことが株価の重荷となった。さらに中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の急伸でインフレ懸念が強まり、投資家心理が悪化した。一方、前日に売られたAI関連株への買い戻しが下値を支えたものの、ダウ平均は328.09ドル(0.63%)安、ナスダック総合も0.78%安で終了。S&P500も下落して終了し、主要3指数がそろって2日続落した。
今晩の相場は、FOMCの政策決定公表とウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が最大の焦点となる。市場では0.25%の利上げ実施が濃厚視されているが、関心は今回の利上げが単発にとどまるのか、それとも年内の追加利上げを示唆するタカ派的な姿勢を見せるかにある。インフレの高止まりや原油高、米10年債利回りの5%到達が警戒される中、政権側からの利上げ牽制も浮上している。改定される経済見通し(SEP)やFF金利見通し(ドットプロット)、議長発言から今後の利上げ経路を探る展開となろう。また、消費の底堅さを測る8月小売売上高の結果も注目される。
今晩の米経済指標・イベントはFOMC結果公表、FRB議長記者会見、8月小売売上高のほか、8月輸入・輸出物価指数、9月NAHB住宅市場指数、EIA週間原油在庫など。企業決算は引け後にレナーが発表予定。(執筆:9月16日、14:00)
