NY見通し-米長期金利の高止まりと米中首脳会談を控え上値の重い展開か

NY見通し-米長期金利の高止まりと米中首脳会談を控え上値の重い展開か

 今晩は上値の重い展開か。前日23日のNY株式市場は下落した。米国の強い景気指標や米連邦準備理事会(FRB)高官による追加利上げを示唆する発言を受け、米10年債利回りが一時5.13%台と2007年以来の高水準へ上昇したほか、原油相場が大きく反発したことが相場の重しとなった。ダウ平均は352.10ドル安(0.68%安)と2日続落。ハイテク株主体のナスダック総合も1.13%安となり4営業日ぶりに反落した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も下落し、業種別ではエネルギーを除く10セクターが下落した。

 

 今晩のNY株式市場は、米長期金利の高止まりや利上げ観測の強まりが重しとなり、上値の重い展開が予想される。金利上昇による借入コスト増やインフレ長期化への警戒感が市場に根強いなか、新規失業保険申請件数などの経済指標で労働市場の堅調さが示されれば、さらなる金利上昇圧力となる可能性がある。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁などのFRB高官の発言も多数予定されており、利上げを巡る要人発言にも要注目となる。一方、ホワイトハウスで予定されているトランプ米大統領と中国の習近平国家主席による米中首脳会談では、貿易や関税、AI政策などを巡る議論が注視される。

 

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、8月新築住宅販売件数など。要人発言はウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁、ポールソン米フィラデルフィア連銀総裁。企業決算は寄り前にダーデン・レストランツ、引け後にコストコ・ホールセールが発表予定。(執筆:9月24日、14:00)