NY見通し-米経済指標と金利動向に注目

NY見通し-米経済指標と金利動向に注目

 今晩は米指標と金利に注目。前日24日のNY株式市場は高安まちまちとなった。米10年債利回りが2007年以来の高水準を更新し、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢や原油高によるインフレ懸念が株価の重荷となった。一方で、米イラン間の交渉報道を受けて中東情勢の緊迫化緩和への期待が高まり、買い戻しが入ったことで主要指数は下げ幅を縮小した。ダウ平均は一時387ドル安まで下落したものの、最終的に161.61ドル安(-0.31%)で取引を終えた。一方、ナスダック総合指数は序盤の落ち込みから持ち直し、0.01%高と小幅に反発した。ダウ平均は3日続落し、週初来で2.33%安となった一方、ナスダック総合は反発し、週初来で2.30%高となった。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500はわすかながらマイナス圏で終了したが、週初来でプラス圏を維持した。

 

 今晩のNY株式市場は、高止まりする米長期金利の動向やインフレ懸念が引き続き相場の重荷となるかが注目される。発表予定の8月耐久財受注や9月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値では、特に期待インフレ率や消費者の景気感が焦点となり、結果次第で金融引き締め加速への警戒感が強まる可能性がある。また、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁をはじめとするFRB高官の発言機会が多く予定されており、今後の政策金利見通しに関する言及が相場を動かす要因となる。さらに、米イラン交渉や米中首脳の動向といった外交情勢、原油価格の推移も投資家心理を左右することになる。

 

 今晩の米経済指標・イベントは8月耐久財受注、9月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同1年先・5年先期待インフレ率確報値 など。要人発言はウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、ハマック米クリーブランド連銀総裁。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:9月25日、14:00)