今晩のNY株式市場は米9月雇用統計に注目。前日の米株式市場は反発した。10月相場の初日を迎えた米株式市場は、米10年債利回りが一時2002年以来の高水準を付けた後に低下へ転じたことが買い安心感をもたらした。また、四半期決算で好業績を発表したマイクロン・テクノロジーが上昇したことも相場を下支えした。しかし、中東・イラン情勢への警戒感から原油先物価格が上昇したことが投資家心理の重荷となり、上値は限定的でもみ合いの展開となった。ダウ平均は一時359ドル安まで大きく反落したが、20.51ドル高(+0.04%)と反発して終了。ハイテク株主体のナスダック総合も0.04%高と持ち直して続伸した。
今晩の米株式市場は、米労働省が発表する9月雇用統計が最大の焦点となる。非農業部門雇用者数は前月比8.4万人増、失業率は4.1%と予想されており、労働市場の減速ペースと底堅さのバランスが試される。米連邦準備理事会(FRB)の次回会合に向け、市場では政策金利の据え置き観測が優勢となっているが、統計結果次第で金利見通しが大きく左右される可能性がある。また、中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇や、高水準で推移する米長期金利の動向も引き続き重荷となり得る。指標結果を受けた金利の反応と株価の乱高下に留意したい。
今晩の米経済指標・イベントは9月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均時給)のほか、8月耐久財受注改定値、8月製造業新規受注など。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月2日、14:00)
