今週のNY市場は主要イベントが乏しいなか、金利・原油動向やFOMC議事要旨に注目。先週のダウ平均は1.26%安と反落した一方、ナスダック総合は0.45%高と3週続伸した。週前半は米10年債利回りが2002年以来の高水準となる5.3%台まで上昇したことや、原油価格の高騰が嫌気され軟調に推移した。しかし金曜日に発表された9月雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが予想を大幅に下回り、失業率も上昇したことで、FRBによる今月の金利据え置き観測が急浮上。欧州による石油備蓄放出検討の報道で原油価格が下落したことも買い安心感をもたらし、エヌビディアなど半導体株を中心に買われ、ナスダック総合は一時最高値を更新した。
今週は来週から本格化する7-9月期決算発表を前に相場を動かす材料が少ない端境期となり、高止まりする米長期金利や原油価格の動きが引き続き株式市場の重荷となりそうだ。こうしたなか、水曜日に公表される9月FOMCの議事要旨が、今後の金融政策スタンスを推し量るうえで最大の焦点となる。経済指標では月曜日の9月ISMサービス業PMIや金曜日の10月ミシガン大学消費者信頼感指数が注目されるほか、決算発表ではペプシコやデルタ・エアラインズなどが予定されている。足元ではAI関連の一部大型ハイテク株に買いが偏重しているが、業績相場を前に買いの裾野が広がりを見せるかが注目される。
今晩の米経済指標・イベントは9月S&Pサービス業PMI確定値、9月ISM非製造業PMIなど。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月5日、14:00)
