NY見通し-第3四半期決算発表への期待を背景に底堅い展開か

NY見通し-第3四半期決算発表への期待を背景に底堅い展開か

 今晩は長期金利高止まりも決算期待が支えか。前日7日のNY株式相場は反落。米10年債利回りが一時5.365%と2002年以来の高水準へ上昇し、株価の重荷となった。FOMC議事要旨での追加利上げ懸念や貸出鈍化警戒から銀行株やハイテク株が売られ、ダウ平均は一時603ドル安まで下落。しかし、好調な10年債入札を受けて利回り上昇が一服すると下値を切り上げ、341.41ドル安(-0.66%)で終了した。ナスダック総合も0.22%安まで下げ幅を縮小した。ダウ平均は値がさ株のキャタピラーの急落が重しとなった一方、一部のヘルスケアや一般消費財銘柄が買い戻され、下値を支えた。

 

 今晩のNY株式相場は、長期金利の動向を見極めつつ底堅い推移が予想される。米長期金利が約24年ぶりの高水準を付けたことで借入コスト増加への警戒感は根強いものの、本日予定される30年国債入札の需要が金利上昇の抑制に寄与するかが焦点となる。また、本格化する第3四半期決算発表に対する強い期待感が株式市場の支えとなっている。S&P500構成企業の業績成長見通しは堅調であり、金利高による下落圧力を企業の好決算が相殺できるかがポイントである。時間外の米株先物は小動きとなっており、経済指標や決算内容を見極める展開となりそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、8月卸売在庫、30年債入札など。企業決算は寄り前にペプシコが発表予定。(執筆:10月8日、14:00)