NY見通し-ディフェンシブ株を中心に底堅い展開か

NY見通し-ディフェンシブ株を中心に底堅い展開か

 今晩は底堅い展開か。前日のNY株式相場は反発した。ダウ平均は556.21ドル高(+1.08%)と3日ぶりに反発し、ナスダック総合も一時1.44%安まで下落したものの0.08%高と持ち直して着地した。AI関連企業への過剰投資懸念やメモリー半導体の供給懸念が重荷となったものの、ハイテク株から割安感のある銘柄へ資金を移すセクターローテーションが活発化した。また、米10年債利回りが大きく低下したことも相場の下支えとなった。個別ではナイキやセールスフォース、ホームデポなどが買われてダウ平均を押し上げた一方、シスコシステムズやエヌビディアは下落した。

 

 今晩のNY株式市場は、米9月輸入物価指数や9月鉱工業生産といった経済指標の発表に加え、相次ぐ主要企業の決算発表が注目点となる。足元では米9月PPIなどインフレ高止まりへの警戒感が残るものの、前日の米10年債利回りの急低下が市場の不安心理を和らげている。市場ではハイテク株からディフェンシブ株や割安株への資金シフトが意識されており、週末を控えたポジション調整の動きとともにセクターローテーションの継続性が試される。取引開始前に予定されるトラベラーズ・カンパニーズ、シチズンズ・フィナンシャルなどの主要企業の決算が底堅い結果となれば、相場を下支えする材料となりそうだ。

 

 今晩の米経済指標・イベントは9月輸入物価、9月鉱工業生産など。企業決算は寄り前にトラベラーズ・カンパニーズ、シチズンズ・フィナンシャル、リージョンズ・ファイナンシャルなどが発表予定。(執筆:10月16日、14:00)