今晩は堅調な展開か。前日20日のNY株式市場は高安まちまちとなった。ダウ平均は好決算を発表したスリーエムの上昇や業績見通しの引き上げが材料視されたほか、原油価格の下落や米10年債利回りの低下が支援となり、529.85ドル高(+1.02%)と反発した。機関投資家が運用のベンチマークとするS&P500も2日続伸となった一方、ナスダック総合指数は0.02%安とわずかに反落した。AI関連企業への過剰投資や債務懸念を背景にハイテク株の一角が売られ、指数の重しとなった。しかし、一部の半導体・AI株には買い戻しの動きもみられ、下値は限定的なものにとどまった。
今晩のNY株式市場は、主要企業の決算発表が本格化する中で底堅い展開が見込まれる。好決算を発表したスペースXの株価上昇などを受けて米株先物が買われており、投資家心理は良好である。市場の関心は、取引終了後に決算発表を控えるメタ・プラットフォームズやテスラ、インターナショナル・ビジネス・マシーンズ、ラム・リサーチなどに集まっている。特にメタの新AIモデルなどを背景にAI投資の拡大が継続しているかが注視される。過度なAI投資懸念が和らぎ、幅広い銘柄へ業績回復の動きが確認されれば、長期金利の低下傾向も相まって翌日以降の株式市場の下支えとなることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、EIA週間原油在庫、20年債入札など。企業決算は寄り前にエーティー・アンド・ティーやフィリップ・モリス・インターナショナル、引け後にインターナショナル・ビジネス・マシーンズ、テスラ、メタ・プラットフォームズ、ラム・リサーチなどが発表予定。(執筆:10月21日、14:00)
