今週のNY市場は巨大IT決算やFOMC、米PCEデフレーターに注目。先週はダウ平均が0.41%高と3週続伸した一方、ナスダック総合は0.71%安と2週続落した。メタ・プラットフォームズが初のフリーキャッシュフロー赤字を計上し、AI投資の拡大懸念から急落したことでハイテク・AI株全般に売りが広がった。また、米イランの衝突懸念に伴うWTI原油価格の100ドル台乗せや米長期金利の上昇も重しとなった。一方で、好決算を発表した銘柄やディフェンシブ株、原油高を受けたエネルギー株に買いが入ったことがダウ平均を下支えした。週末も地政学リスクへの警戒感が継続している。
今週は主要IT企業の決算や米連邦公開市場委員会(FOMC)、重要インフレ指標に注目が集まる。決算ではアルファベット、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムの「メガキャップ」が相次ぎ発表を控える。メタ・プラットフォームズの決算発表以降、市場では過剰なAI設備投資への警戒感が強まっており、各社の資本支出計画やクラウド成長率が株式市場全体の方向性を左右しそうだ。金融政策面では27-28日にFOMCが開催される。政策金利の据え置きが濃厚とされるが、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が会見でインフレ高止まりにどう言及するかが焦点となる。木曜日に発表される9月個人消費支出 (PCE) 価格指数(デフレーター)ではコア指数の伸び加速が予想されており、結果次第では金利高が重しとなる警戒もある。
今晩の米経済指標・イベントは9月シカゴ連銀全米活動指数、10月ダラス連銀製造業景況指数など。企業決算は寄り前にベライゾン・コミュニケーションズ、エレクトロニック・アーツ、引け後にニューコア、ウェルタワー、ケイデンス・デザイン・システムなどが発表予定。(執筆:10月26日、14:00)
