今晩はハイテク株を中心に軟調か。前日28日のNY株式相場は続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きが決定されたほか、ウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長が記者会見で雇用の堅調さに言及したことが支えとなった。強固な長期見通しを示したオラクルの急騰や、好決算の韓国SKハイニックスを受けたマイクロン・テクノロジーなどの上昇も相場を押し上げた。ダウ平均は前日比97.53ドル高(+0.19%)、ナスダック総合は0.27%高で終了。S&P500も上昇して終了し、主要3指数がそろって3日続伸した。引け後の動きでは、クラウド事業が好調で、売上高と調整後一株当たり利益が市場予想を上回ったマイクロソフトが時間外で約3%上昇した一方、フリーキャッシュフローの赤字や、巨額設備投資継続などが嫌気されたアルファベットが約10%安と急落した。
今晩のNY株式市場は前日引け後に決算を発表したアルファベットの大幅安が見込まれ、ハイテク株中心に軟調な展開か。取引終了後にはアマゾン・ドット・コムやインテルの決算発表も控えており、AI関連投資への評価を巡り警戒感も強まりそうだ。経済指標では、FRBがインフレ指標として注視する9月個人消費支出(PCE)価格指数に注目が集まる。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数の市場予想は前月比+0.3%、前年比+3.1%と、それぞれ8月分の+0.2%、+3.0%から上昇が見込まれている。予想に反して低い伸びとなれば、追加利上げ見通しの後退が株式市場の支えとなることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントは9月個人消費支出 (PCE) 価格指数のほか、7-9月期GDP速報値、新規失業保険申請件数など。企業決算は寄り前にキャタピラー、メルク、イーライリリー、引け後にアマゾン・ドット・コム、インテルなどが発表予定。(執筆:10月29日、14:00)
