NYダウ史上最高値/トヨタNTTなど決算発表ピーク【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・良好な米国雇用統計で、3月利下げ観測が後退
・ハイテク株が好決算でNYダウは史上最高値を更新
・今週は、日本企業が決算発表のピークに
・マイナス金利解除に関する要人発言などには要警戒
【キーワード解説】
主な意見書
◆米国株
◎先週は、米国雇用統計が市場予想を上回る結果で、3月利下げ観測が後退
◎利下げ観測後退も、決算発表を受けて大型ハイテク株が上昇し、NYダウは史上最高値へ
◎注目されたアマゾン・ドットコムなども好業績を発表し、投資家心理は良好
◎今週は、ISM非製造業景気指数に投資家の注目が集まりそう
◆日本株
◎1月に開催された日銀金融政策決定会合の「主な意見書」では、春先のマイナス金利解除の可能性を示唆
◎しばらくは、マイナス金利解除に関する要人発言には要警戒
◎今週は、決算発表がピークを迎え、素直に好業績銘柄が買われる展開になりそう
◎好調な米国株市場を背景に、日本株市場も良好な展開となりそう
【キーワード解説】主な意見書
◎日銀(日本銀行)が公表している「金融政策決定会合における主な意見書」のこと
◎金融政策決定会合の約1週間後に、議事内容が「主な意見書」として公表される
◎「主な意見書」の内容で、日銀の金融政策へのスタンスの変化などが読み取れる
◎目先、市場が注目しているのは、いつ「マイナス金利解除」に踏み切るのかということ
◎基本的にマイナス金利の解除は、株式市場にとってはネガティブ要因
◎ただ、日本の金融政策が正常化に向かう中で、マイナス金利解除は必須
◆注目イベント (日本時間)
2月5日(月)
・米国:購買担当者景気指数(非製造業PMI)、ISM非製造業景気指数
・米国:決算発表(キャタピラー、マクドナルド)
・日本:決算発表(日本郵船、伊藤忠商事、三菱電機、ワークマン、ヤマトホールディングス、三菱UFJフィナンシャル・グループ)
2月6日(火)
・米国:決算発表(アムジェン、イーライリリー)
・日本:決算発表(トヨタ自動車、三菱重工業、LINEヤフー、JFEホールディングス、三菱商事、任天堂)
2月7日(水)
・米国:決算発表(フォード・モーター、ウーバー・テクノロジーズ)
・日本:決算発表(日本製鉄、太陽誘電、オリックス、ソフトバンク、ディー・エヌ・エー、NTTデータグループ)
2月8日(木)
・米国:決算発表(ウォルト・ディズニー、ペイパル、フィリップモリス)
・日本:決算発表(SUBARU、日本電信電話、日本マクドナルドホールディングス、富士フイルム ホールディングス、ニトリホールディングス、ソフトバンクグループ、日産自動車)
2月9日(金)
・米国:決算発表(ペプシコ)
・日本:決算発表(マツダ、資生堂、リクルートホールディングス、三井不動産、三菱地所、東京エレクトロン)