日米株　注目銘柄のポイント（1月30日）テスラ、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、キヤノン、日本電気

【NY市場：1月30日】

★テスラ＜TSLA＞

・2025/1/29(水)終値389.1ドル-8.99ドル

・29日取引終了後に発表の決算で、2024年に減少した納車台数は2025年に成長軌道に回帰するとの見通しを説明

・低価格の新モデル車を2025年前半に投入する見通しも明らかに

・2024年10-12月期売上高、一株当たり利益ともに市場予想を下振れ

・2024年10-12月期純利益は前年同期比71％減。前年同期に一時的な税優遇措置として約60億ドルの利益を計上した反動から大幅減益

・時間外取引では大幅上昇

・株価は2024年4月安値138.8ドルから12月上場来高値488.54ドルへ上昇。その後、今年1月2日安値373.04ドルまで下落しましたが、1月17日高値439.74ドルまで反発も戻り一服の様相

★マイクロソフト＜MSFT＞

・2025/1/29(水)終値442.33ドル-4.87ドル

・29日取引終了後に発表の決算で、2024年10-12月期売上高が市場予想を上振れ。内訳ではクラウドコンピューティング事業が市場予想を下振れ

・10-12月期の一株当たり利益は市場予想を上振れ

・時間外取引では大幅下落

・株価は2024年7月上場来高値468.35ドルから8月安値385.58ドルへ下落。その後12月高値456.16ドルまで上昇も今年1月14日安値410.72ドルへ下落

★メタ・プラットフォームズ＜META＞

・2025/1/29(水)終値676.49ドル+2.16ドル

・29日取引終了後に発表の決算で、2024年10-12月期売上高、一株当たり利益ともに市場予想を上振れ

・新たに開示された2025年1-3月期売上高予想は市場予想に沿った数値

・決算説明会でザッカーバーグ最高経営責任者（CEO）はAI（人工知能）関連の取り組みについて楽観的な見通しを説明

・時間外取引では上昇

・株価は2022年11月安値88.09ドルから上昇傾向で、今年1月28日上場来高値682.58ドルまで上昇しました

【東京市場：1月31日】

★キヤノン＜7751＞

・2025/1/30(木)終値5,070円+94円

・30日取引終了後に発表の決算で、2025年12月期今期純利益予想は前期比2.3倍、市場予想3,406億円を上回る

・医療機器は米国、中東、東南アジアなどの拡大を想定、半導体露光装置は生成AI向けが好調に推移

・同時に、発行済み株式総数の2.8％（自己株式を除く）に当たる2,600万株または1,000億円を上限とする自社株買いを発表

・今期年間配当予想は前期155円から160円へ増配

・時間外取引では現在大幅上昇

・株価は2024年8月安値3,704円から12月高値5,274円へ上昇。今年1月以降は5,000円前後で推移

★日本電気＜6701＞

・2025/1/30(木)終値13,115円-320円

・30日取引終了後に発表の決算で、2024年4-12月期（3四半期累計）売上高は前年同期比3％減、純利益は同2.1倍

・2025年3月期今期売上高予想を前期比3％減から同1.9％減へ、純利益予想を同7.2％減から同2.3％増へ上方修正

・2025年3月31日時点の株主を対象として1株を5株にする株式分割も発表

・時間外取引では現在上昇

・株価は2024年8月安値9,642円から10月高値14,470円へ上昇。その後は13,000円前後で推移

（2025年1月30日17時30分執筆）