【NY市場:5月22日】
★スノーフレイク<SNOW>
・2025/5/21(水)終値179.12ドル-3.76ドル
・2025年2-4月期売上高と一株当たり利益は市場予想を上回った
・2025年2-4月期の製品売上高は前年同期比26%増加し、うるう年を考慮すると同28%の調整後増加率
・時間外取引では大幅上昇
★ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM>
・2025/5/21(水)終値82.27ドル-0.83ドル
・2025年2-4月期売上高は市場予想通り、一株当たり利益は市場予想を上回った
・エンタープライズ部門の2025年2-4月期売上高は前年同期比6%増
・2026年1月期売上高予想を上方修正
・時間外取引では小動き
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/5/21(水)終値41,860.44ドル-816.8ドル
◎22日の米国株は引き続き上値の重い展開か
◎東京市場は金利上昇と円高ドル安で続落し37,000円割れ。アジア市場も下落。欧州市場は下落スタート。時間外取引で米国主要株価指数の先物取引は下落
◎最近の経済指標などから米国経済の先行き不透明感が強まっていることや、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日5/26(月))の3連休を控えていることもあり、弱い動きとなりそうか
◎欧州中央銀行(ECB)が21日の金融安定報告で、トランプ政権の関税政策を批判していることが米国株安、米ドル安、米国債下落の「トリプル安」の背景にあるようです。ECBは米国資産のリスクに対する投資家の懸念が強まり、世界の金融システムに衝撃を与える可能性があると警告しており、米国からリスクオフとなる要因になっているようです
◎カナダのカーニー首相がトランプ政権の次世代ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」に賛同し、投資を検討していると表明
◎アラブ首長国連邦(UAE)がアラビア語版AI「ファルコン・アラビック」を発表。中東でのAI開発競争が加速
◎ビットコイン(BTC)が最高値を更新し11万1,000ドルを突破。米上院でステーブルコインを巡る重要な法案が前進。財政懸念でドルは急落。コインベース・グローバル<COIN>、ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>などの反応に注目
◎米国政府は高齢者向け公的保険プログラム「メディケア・アドバンテージ・プラン」の監査業務を大幅に拡大すると発表。多額の過払い金が回収される可能性が警戒され、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、CVSヘルス<CVS>など関連株が時間外取引で下落
◎エーティー・アンド・ティー<T>はルーメン・テクノロジーズから消費者向け光ファイバー事業を57億5,000万ドルで買収すると発表。米国11州にわたる約100万のファイバー顧客と400万以上のファイバー設備へのインフラが含まれる
◎ブラックロック<BLK>がアクティブ運用のETF(上場投資信託)を通じてAI(人工知能)関連株への投資を拡大しているとの報道
◎ディスカウント衣料品のTJXカンパニーズ<TJX>は、世界的な仕入れネットワークと価格や商品構成の柔軟性で、トランプ関税へ対応可能とコメント
◎モデルナ<MRNA>が、インフルエンザと新型コロナウイルスの混合ワクチンの承認申請を取り下げたと発表。後期臨床試験の有効性データの入手が今年後半にずれ込むことが原因
◎ハネウェル・インターナショナル<HON>が英国の化学企業ジョンソン・マッセイの触媒技術部門を、現金18億ポンドで買収する取引の最終段階にあると報道
◎データドッグ<DDOG>は可観測性に焦点を当てたオープンソース基盤モデル「Toto」と、可観測性メトリクスに特化した時系列ベンチマークを導入した「BOOM AIモデル」のリリースを発表
◎ファイザー<PFE>の前立腺がん治療薬が食品医薬品局(FDA)からの支持を得られなかったと報道
◎ウォルマート<WMT>がリストラの一環として約1,500人の人員削減を計画していると報道。経費の合理化と社内の意思決定プロセスの迅速化が目的
◎ナイキ<NKE>は来週からの一部商品値上げと、6年ぶりにアマゾン・ドット・コム<AMZN>での商品販売を再開すると発表。時間外取引で上昇
◎格付け会社スタンダード・アンド・プアーズが収益性低下などを理由にハーシー<HSY>の見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ引き下げ。現在の信用格付け「A」は据え置き
◎主な決算発表:アナログ・デバイセズ<ADI>、ラルフローレン<RL>、インテュイット<INTU>、ワークデイ<WDAY>、オートデスク<ADSK>など
◎注目の経済指標:5月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値、4月中古住宅販売件数
(2025年5月22日17時20分執筆)