【NY市場:6月2日】
★イーライリリー<LLY>
・2025/5/30(金)終値737.67ドル+15.1ドル
・提携先のネクセラファーマ<4565>が、イーライリリーとの糖尿病および代謝性疾患における複数のターゲットを対象にした研究開発・商業化に関する提携において開発マイルストーンを達成したと発表
・これによりイーライリリーでは、糖尿病の開発や今後の医薬品販売に向けて大きく進展
・時間外取引では小動き
★ロッキード・マーチン<LMT>
・2025/5/30(金)終値482.38ドル+8.69ドル
・ヘグセス米国防長官がアジア安全保障会議で演説し、インド太平洋地域の同盟国に防衛費の増額を要求
・国防長官は、中国の脅威は現実的であり、差し迫ったものである可能性があると警告
・中国当局では、発言は「挑発と扇動に満ちている」と反発
・防衛・軍事関連株が人気化する可能性
・時間外取引では小動き
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/5/30(金)終値42,270.07ドル+54.34ドル
◎2日の米国株はトランプ関税が重石となり、上値の重いスタートか
◎米中貿易摩擦の激化や関税リスクが嫌気され東京市場は大幅続落。アジア市場も下落。欧州市場はまちまちスタート。米国主要株価指数の先物取引は下落
◎昼にパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定され、発言内容次第で市場ムードが変化する可能性も
◎トランプ大統領が「中国が我々との合意を完全に破っている」とSNSに投稿し、中国は「合意内容を履行している」と反発。米中貿易摩擦の懸念高まる
◎トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウム輸入に対する関税を25%から50%へ6月4日から引き上げると表明。カナダや豪州など世界中が批判し、EU(欧州連合)は報復する用意があると強く反発
◎石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の会合で、5~6月に続いて7月も原油増産を決定。足もとの原油価格は4年ぶりの安値水準
◎アマゾン・ドット・コム<AMZN>が、データセンターを今年に入りメキシコで複数開設、今後チリ、ニュージーランド、サウジアラビア、台湾など世界各地で建設を進めるとインタビューでコメント。先端半導体「GB200」の在庫を拡充するためエヌビディア<NVDA>と連携していることも言及
◎モルガン・スタンレー<MS>が、移民取り締まり政策の強化で雇用成長が鈍化し、より大幅な利下げを促す可能性があるとし、政策金利の底を2026年に2.5~2.75%と予測
◎著名投資家キャシー・ウッド氏のARK ETF(上場投資信託)の日次報告で、テスラ<TSLA>の6,511株を約230万ドルで売却したことが判明
◎格付け会社ムーディーズがエスティ・ローダー<EL>の信用格付けを「A2」から「A3」へ引き下げると発表。業績回復の遅れが理由で、さらなる格下げの可能性も
◎主な決算発表: キャンベルズ<CPB>
◎注目の経済指標: 5月ISM製造業景気指数
◎注目イベント:パウエル連邦準備理事会(FRB)議長講演
(2025年6月2日17時00分執筆)