【NY市場:6月16日】
★ボーイング<BA>
・2025/6/13(金)終値200.32ドル-3.43ドル
・民間航空機の向こう20年間の需要予測に関し、世界の航空旅行の需要は2030年までに40%以上増加し、今後数年間で数千機の新しいジェット旅客機が必要になるとの予想を発表
・ボーイングの納入予測分に関しては、向こう20年間の旅客輸送量増加予測を2024年時点の4.7%増から2025年は4.2%増に下方修正
・時間外取引では小動き
★スターバックス<SBUX>
・2025/6/13(金)終値93.26ドル-1.06ドル
・コーヒー飲料用の新たなトッピングとして、拡大するプロテイン市場への参入を目指していると報道
・ウェルネス分野進出と売上挽回のための施策の一環として、米国内5店舗でプロテイン入りの新しいコールドフォーム(冷たいミルクなどを泡状にしたトッピング)を試験中
・時間外取引では小動き
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/6/13(金)終値42,197.79ドル-769.83ドル
◎16日の米国株は堅調か
◎東京市場は円安ドル高の進行とアドバンテスト<6857>の上昇で大幅反発。アジア市場も上昇。欧州市場も上昇スタート。米国主要株価指数の先物取引は上昇
◎イスラエルとイランの懸念は続くも、世界的に緊張緩和に向けて取り組んでおり一旦リスクオフは収束。引き続き今後の動向が注目される
◎中東情勢の悪化で13日にニューヨーク原油(WTI)先物は一時14%上昇し終値は約73ドルへ上昇。JPモルガン・チェース<JPM>はホルムズ海峡が封鎖されれば、国際的な原油価格は130ドルに達する可能性があると警告
◎中東情勢の緊迫化で金価格が2カ月ぶりの高値水準に
◎英国のスターマー首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルツ首相など欧州首脳が、エヌビディア<NVDA>のジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が提唱する、各国が独自の AI(人工知能) を開発し所有する必要があるという「主権AI」の構想を支持しているとの報道
◎ボーイング<BA>がトランプ大統領による4月の関税措置発動以降では初めて、中国の航空会社に航空機を納入したと報道。米中関係の雪解けの兆しとなるか
◎フォード・モーター<F>のファーリー最高経営責任者(CEO)が、中国が4月に新たな輸出規制を導入したことでレアアース(希土類)磁石の供給確保に苦慮していると発言
◎テスラ<TSLA>がテキサス州で6月22日に予定しているロボットタクシーの試験運行を前に、現地では半自動運転システムには安全上の問題があるとの見方による抗議者らの反対運動が活発化していると報道
◎中国政府が、自動運転などに関するデータの取り扱いに関する指針案を公表し、テスラ<TSLA>の中国展開に前進の可能性
◎あるアナリストが、ウォルマート<WMT>が特定のタスク向けに調整された相互接続型AIエージェントのシステムを実装したことにより、消費者行動の分析や手頃な価格設定に成功していると指摘
◎主な決算発表:なし
◎注目の経済指標:6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
◎注目イベント:主要7カ国首脳会議(G7サミット、カナダで17日まで)
(2025年6月16日17時05分執筆)