【NY市場:6月30日】
★テスラ<TSLA>
・2025/6/27(金)終値323.63ドル-2.15ドル
・テキサス州で顧客に新車を無人の自動運転で納車を行ったと発表
・X(旧Twitter)のテスラアカウントに、運転席や助手席に人間が乗っていない自動運転車「モデルY」が高速道路を含む公道を走行する動画を公開
・時間外取引では小動き
★ウェルズ・ファーゴ<WFC>
・2025/6/27(金)終値79.5ドル-0.46ドル
・連邦準備理事会(FRB)が年次ストレステスト(健全性審査)の結果を公表し、審査対象の22行すべてで審査を問題なく通過
・これにより増配など株主還元の強化が可能となり、FRB当局者は「各行は早ければ7月1日にも自社株買いプログラムを発表するだろう」とコメント
・週明けは同社など銀行株が人気化する可能性
・時間外取引では上昇
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/6/27(金)終値43,819.27ドル+432.43ドル
◎30日の米国株は月末要因の買い需要も見込まれ、堅調に推移か
◎東京市場は5連騰し年初来高値を更新。アジア市場はまちまち。欧州市場は上昇スタート。米国主要株価指数の先物取引は上昇
◎リスクオン傾向続くも、ニュースに敏感に反応し利益確定の売りが出る可能性も
◎トランプ大統領の大規模な減税・歳出法案が、上院での採決が近く行われる見通しと報道。
◎アップル<AAPL>が自社製作したブラッド・ピット主演の映画「F1」が、初公開週末の米国とカナダの劇場で興行収入5,560万ドル(約80億円)を記録し、ランキングで首位に
◎エヌビディア<NVDA>の内部関係者がこの1年間に10億ドル超の同社株を売却していると報道。株価が過去最高値を更新する中、6月は5億ドル相当以上が売却されたとのこと
◎モルガン・スタンレー<MS>がレポートで、ウォルマート<WMT>はこの10年間で「アマゾン・ドット・コム<AMZN>の台頭によって排除されつつある旧来型の実店舗小売業者」から「eコマース、リテールメディア、そしてサプライチェーンの破壊者」へ進化したと評価
◎マイクロソフト<MSFT>が自社開発する次世代AI(人工知能)半導体「Maia」の量産開始が少なくとも半年遅れ、2026年にずれ込むとの報道
◎メタ・プラットフォームズ<META>が、AIデータセンター建設資金で、株式で30億ドル、債券で260億ドルの資金調達を検討との報道。アドバイザーはモルガン・スタンレー<MS>
◎オープンAIが、チャットGPTなど向けにアルファベット<GOOGL>傘下のグーグルの半導体の使用を開始したと報道。エヌビディア<NVDA>製以外の使用は初で、グーグルの半導体が安価な代替品として台頭する可能性があるとのこと
◎バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>のウォーレン・バフェット会長が、バークシャー株60億ドル分を、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏の慈善団体「ゲイツ財団」など5団体に寄付。寄付額は年間で過去最大規模
◎フォード・モーター<F>の最高経営責任者(CEO)が、「世界のEV(電気自動車)の70%は中国製で、価格や品質は西側より優れている」と語り、シャオミのEV「SU7」を絶賛
◎著名投資家キャシー・ウッド氏のARK ETF(上場投資信託)の日次報告で、コインベース・グローバル<COIN>の11万2,729株を約4,228万ドルで売却した一方、テスラ<TSLA>の4万1,992株を約1,368万ドルで取得したことが判明
◎主な決算発表:なし
◎注目の経済指標:6月シカゴ購買部協会景気指数
(2025年6月30日17時00分執筆)