【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/12/19終値48,134.89ドル+183.04ドル
◎日経平均:2025/12/22終値50,402.39円+895.18円
◎NY見通し-今週はクリスマス・ウィーク 経済指標は7-9月期GDP速報値など
◎地政学リスクの高まりや米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測を背景に、金価格が4,438ドルを超え過去最高値を更新。トランプ米大統領の利下げ要求も追い風となり、銀が最高値を塗り替えたほかプラチナも上昇
◎アルファベット<GOOGL>傘下のグーグル・クラウドとパロアルトネットワークス<PANW>が提携拡大を発表。パロアルトは数年間で100億ドル規模を支払う見通しで、AI(人工知能)を含む新サービスの追加や自社サービスの移行を進める。グーグルにとって過去最大のセキュリティ契約となる見込み
◎テスラ<TSLA>のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に対し、デラウェア州最高裁判所が2018年の巨額報酬パッケージを復活させる判決を言い渡した。下級裁判所の無効判決を覆したもので、株価上昇により現在の価値は約1,390億ドル(約21兆円)に達し、マスク氏の同社への支配権が強まる見通し
◎テスラが衝突事故の際に救助隊が進入しやすくする新機能を導入。重大な衝突を検知するとドアを自動解錠し、ハザード点灯や緊急通報を行う。電動ドアの不具合で車内に人が閉じ込められるリスクが指摘されており、米運輸省道路交通安全局が一部車種の欠陥について予備調査を進めている
◎メタ・プラットフォームズ<META>の取締役でトランプ政権の元側近であるディナ・パウエル・マコーミック氏が、就任からわずか8カ月で退任。今後は投資や経営戦略の顧問として同社を支援する方針だが、取締役の後任は置かない予定
◎トランプ大統領とメルク<MRK>やギリアド・サイエンシズ<GILD>など製薬大手9社は、メディケイド向けの薬価大幅引き下げで合意。米国の薬価を他国並みに抑える狙いがあり、各社は新薬を他国の最安値と同等で提供するほか、見返りとして3年間の関税免除を受ける見通し
◎ボーイング<BA>が、2028年発効予定の排出ガス規制について、貨物機「777F」35機の追加販売に向けた適用免除を米連邦航空局(FAA)に申請。次世代機の開発遅延による供給不足を防ぐ狙いがあり、免除が認められなければ150億ドル以上の輸出機会を失う可能性
◎バンク・オブ・アメリカ<BAC>が、業績好調な投資銀行部門のボーナス総額を増額する計画であることが判明。取引急増を受けてトップクラスの社員は20%程度の増額が見込まれる一方、歴史的な鉄道合併への関与などで手数料シェアの拡大を目指しており、優秀な人材の確保を優先する方針
◎ウォルト・ディズニー<DIS>の映画「アバター」最新作が中国と北米で初登場首位を獲得。中国の週末興行収入は5,760万ドル(約91億円)と外国映画で今年2位の好成績を記録し、同市場でのハリウッド映画の勢い回復を印象づけた
◎注目の経済指標:なし
◎主な決算発表:なし
(2025年12月22日15時35分執筆)
