【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/2/27終値48,977.92ドル-521.28ドル
◎日経平均:2026/3/2終値58,057.24円-793.03円
◎中東情勢の激化を受け、安全資産の金価格が4日続伸。一時は前営業日比2.2%高の1オンス=5390ドルに。米国とイスラエルによる攻撃でイランのハメネイ師が殺害されたとの報道に対し、イランが報復攻撃を開始。地政学リスクの急拡大を背景に、市場ではリスク回避の金買いが加速
◎中東紛争による供給懸念から原油価格が急騰し、WTI(West Texas Intermediate)は1バレル72ドル台まで上昇。あるアナリストは短期的な高騰の激化を予測し、3カ月後の目標値を60ドルに上方修正した。別のアナリストは、米国がホルムズ海峡の安全を確保し4月からのOPECプラス増産が実施されれば、高騰は一時的に留まると予測
◎ビザ<V>が、カタールやアブダビの政府系ファンドと共にコーナーストーン投資家(IPO時などに一定額以上の株式取得を約束する中長期的な投資家)として、ソフトバンクグループ<9984>傘下のPayPayのナスダック上場に際し、2億ドル超を投資する準備を進めているとの報道。ソフトバンクグループはIPOの魅力が高まると歓迎も、現在協議中で変更される可能性があるとのこと
◎エヌビディア<NVDA>が6GネットワークへのAI(人工知能)導入に向け、ノキアやソフトバンクグループ、Tモバイル US<TMUS>と提携。AIを用いて無線トラフィックを効率的・安全に制御するコンピューターおよびソフトウェア基盤の次世代網構築に取り組む
◎エヌビディアがAIの「推論」処理を高速化する新プロセッサを計画。今月中旬の世界開発者会議「Nvidia GTC(GPU Technology Conference)」で発表予定で、新興企業Groqから200億ドルでライセンス取得した技術を搭載する
◎アマゾン・ドット・コム<AMZN>のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は3月1日、UAEのデータセンターに物体が衝突し火災が発生したと発表。消火のため電力供給が一時遮断。イランによる湾岸諸国への報復攻撃が続く中での事案だが、AWSは攻撃との関連を明言せず
◎バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>のアベル最高経営責任者(CEO)が、就任後初となる「株主への手紙」を公表。バフェット氏が築いた企業文化は個人を超えて組織に深く根付いていると強調。退任したバフェット氏が依然としてオフィスに留まっていることにも触れ、カリスマ退任後の体制の安定性と継続性を改めて市場にアピールしている
◎バークシャー・ハサウェイが2025年年次報告書を公表。日本の五大商社への出資比率が年末に10%前後に達し、5社合計の時価総額は353億ドルに。日本株全体の時価総額は1,940億ドルと保有株全体の約3分の2を占める規模に。アベル新CEO体制へ移行後も、引き続き日本市場を長期の投資機会として重視する模様
◎トランプ大統領が全連邦機関に対し、アンソロピック社のAI技術使用停止を指示。軍事利用の制限解除を拒否した同社を国防総省が「サプライチェーン上のリスク」に指定した。6カ月の移行期間内に排除を進める方針
◎オープンAIが、米国防総省と機密ネットワークでの技術利用で合意。国内監視、自律型兵器、自動意思決定の3項目を禁止する「レッドライン」を設定し過去最高の安全策を導入したと主張。トランプ政権によるアンソロピック排除直後の契約だが、オープンAIはアンソロピックへの「供給網リスク」指定に反対を表明
◎ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が、今年の従業員の昇給を0~2%に制限。不特定多数の人員削減も報じられる中、同社は2026年の収益が数十年ぶりに減少すると予測。トランプ政権によるメディケア・アドバンテージの低調な改定率案も、収益への打撃として経営の重石に
◎デルタ・エアラインズ<DAL>が機材刷新のためエアバスの「A321neo」を34機追加発注。2029年から受領を開始し、累計発注数は189機に達する。燃費効率の改善とプレミアム座席の拡充により収益性を高める戦略で、エンジンはアールティーエックス<RTX>製を採用
◎注目の経済指標:2月S&P製造業PMI確定値、2月ISM 製造業PMIなど
◎主な決算発表:なし
(2026年3月2日15時35分執筆)
