【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2026/3/16終値46,946.41ドル+387.94ドル
◎日経平均:2026/3/17終値53,700.39円-50.76円
◎バンク・オブ・アメリカ<BAC>が、市場はイラン情勢による世界経済への混乱リスクを過小評価していると警告。紛争が4-6月まで長期化する可能性を指摘し、一時的なショックのみを織り込んでいる現状の楽観姿勢に警鐘を鳴らした
◎UAEの原油生産量が半分以下に激減との報道。イラン戦争とホルムズ海峡の事実上の封鎖により、アブダビ国営石油会社が陸上・洋上油田の操業を一時停止。ドローン攻撃を受けたフジャイラ港の積み出しも再度停止しており、中東全体での供給停止分は世界需要の約1割に相当する日量700万〜1,000万バレルに達している模様
◎アップル<AAPL>が、映像編集ソフト「Final Cut Pro」向けプラグイン開発のポーランド企業MotionVFXを買収。クリエイター向けサブスクリプションの拡充と収益基盤の強化を図る狙い
◎アップルがワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」の第2世代を発表。独自チップ「H2」の搭載でノイズキャンセリング機能を強化し、AIを活用したリアルタイム翻訳などの新機能を追加。2020年以来の大幅刷新となり、価格は549ドル。ソニーグループ<6758>などに対抗し来月初旬に発売予定
◎アルファベット<GOOGL>傘下のグーグルがデータセンター用液冷システムの調達に向け、中国のエンビクール社などと協議との報道。AI需要急増で台湾勢の供給が逼迫する中、米国調達チームが訪中し、独自仕様の液冷ユニットなどインフラ部品の確保を模索している模様
◎テスラ<TSLA>とLGエナジーソリューションが、43億ドル規模のバッテリー供給契約について米政府の承認を獲得。ミシガン州にLFP電池セル工場を建設し、2027年の生産開始を目指す。テスラの大型蓄電システム「メガパック3」向けに米国産サプライチェーンを構築し、中国製への依存を抑制する狙い
◎デル・テクノロジーズ<DELL>が2026年1月期前期に従業員数を約10%(1万1,000人)削減。コスト削減のため採用を抑制し、期末の従業員数は9万7,000人となった。一方で主力とするAIサーバー事業の売上倍増見通しや、20%の増配、100億ドルの自社株買い枠追加など、積極的な株主還元姿勢も示した
◎ウーバー・テクノロジーズ<UBER>とエヌビディア<NVDA>が、エヌビディア製ソフト搭載のロボタクシーを配車網に導入すると発表。2027年にロサンゼルスなどで開始し、2028年までに世界28都市へ拡大、最終的に完全無人運転「レベル4」を目指す。先行するアルファベット傘下のウェイモに対抗する狙い
◎アトラシアン<TEAM>が、最高経営責任者(CEO)や職場環境を批判したエンジニアを解雇した件を巡り、米全米労働関係委員会(NLRB)と対立。NLRBは不当な報復解雇であると主張しているが、会社側は発言内容が法的保護の対象外であり正当な解雇であると反論
◎バンク・オブ・アメリカが、ジェフリー・エプスタイン氏による性的虐待を助長したとして提訴されていた訴訟で、原告の女性らと和解。同行が不審な金融取引を黙認し利益を優先したとする主張を巡るもので、和解の詳細は非公開
◎ウォルト・ディズニー<DIS>がデブラ・オコネル氏をエンターテインメント・テレビ部門の会長に任命。ゲーム事業を同部門へ統合し、ストリーミングやデジタル事業との連携を強化する組織刷新を発表
◎ビヨンド・ミート<BYND>が2025年次報告書の提出延期と2025年10-12月期の暫定売上高を発表。暫定売上高は約6,100万ドルと市場予想を下回り、過剰在庫の精査に時間を要することを理由に報告書提出を遅らせる方針
◎SKグループのチェ・テウォン会長が、世界的なメモリチップ不足は2030年まで続くとの見通しを表明。SKハイニックス等が生産能力を拡大しているものの、ウェハー供給が需要を20%以上下回っており、需給逼迫の解消には今後4〜5年を要するとの見解を示した
◎米証券取引委員会(SEC)が50年以上続く四半期ごとの業績報告義務を撤廃し、年2回報告を選択肢とする提案を準備との報道。上場維持コストの削減で減少傾向の上場企業数を増やす狙いだが、情報の透明性を求める投資家からの反発が予想される。早ければ来月にも発表される見通し
◎注目の経済指標:2月中古住宅販売仮契約指数、20年債入札など
◎主な決算発表:ルルレモン・アスレティカ
(2026年3月17日15時45分執筆)
