米国新年度入り/米国の政府機関閉鎖は回避/日本企業は決算期待【今週のマーケット展望】
【今週のポイント】
・米国は10月1日から新年度入りで株式市場は上昇期待も
・今週は、米国の金融政策に影響大の米国雇用統計に注目
・日本は日銀短観の結果から、本格化する決算発表への期待材料に
【キーワード解説】
米国の政府機関閉鎖
◆米国株
◎米国では、10月1日から新会計年度がスタート
◎新年度による新たな資金流入が期待できそう
◎新年度の「つなぎ予算案」が上院で可決されたことで週初は株高の可能性
◎先週はNYダウの下落が続く中、ナスダック市場が反発しているのは好材料
◎今週は、金融政策の動向に大きな影響を持つ米国雇用統計に注目
◆日本株
◎2日朝に発表された日銀短観では、大企業の景況感の改善が確認された
◎日銀短観の改善は、10月から本格化する企業決算の期待材料になりそう
◎米国10年債利回りの動向には要注意だが、日本株は売られ過ぎとの見方も
◎米国政府機関閉鎖の事態がひとまず回避されたことも日本株にはプラス材料
【キーワード解説】米国の政府機関閉鎖
◎米国では、新年度会計が始まる10月1日までに暫定予算案を成立させる必要がある
◎これが成立しない場合は、一部の政府機関が閉鎖に追い込まれる事態に
◎政府機関の閉鎖はさまざまな混乱が生じることから株式市場にとってはマイナス要因
◎今回はぎりぎりで「つなぎ予算」が上院で可決され、政府機関の閉鎖はいったん回避へ
◎ただ、政府機関閉鎖の危機は過去にも幾度となくあり、結果的にこれによる株式市場の下落は押し目買いの好機となっていた
◆注目イベント(日本時間)
10月2日(月)
・米国;ISM製造業景気指数
・日本:決算発表(しまむら)
10月4日(水)
・米国; ISM非製造業景気指数
10月5日(木)
・日本:決算発表(イオン)
10月6日(金)
・日本:決算発表(安川電機)
・米国:米国雇用統計