富士通<6702>
◎10/27(金)終値1万8,770円+2,010円
◎今期営業利益予想を3,400億円から3,200億円(前期比4.7%減)へ下方修正すると発表しましたが、業績への警戒感などで9月中旬以降の株価が下落していたこともあり、悪材料出つくしと見た投資家の買いや買い戻しが入ったようです
◎また、下方修正後の3,200億円は市場予想3,090億円程度を上回っており、買い安心感につながったと見られます
◎下方修正はデバイスの回復遅れを織り込んだものと説明しています
◎併せて発表した上期営業利益は447億8,000万円(前年同期比55.6%減)となり、デバイスソリューションが減益となった影響を受けました
◎一方、サービスソリューションは国内ビジネスを中心に大きく伸長しているとのことです
◎想定為替レートは対ドルで130円、対ユーロで140円と足もとの水準よりも円高方向にあり、為替差益による業績への貢献を期待するムードもあるようです
◎株価は2021年9月の上場来高値2万2,095円から2022年2月安値1万4,615円へ下落
◎2022年5月の戻り高値2万670円から同年9月安値1万5,320円へ下落後、2022年秋以降はおおむね1万7,000~2万円のレンジ内で推移しています