アメリカ石油株式コース
ヴァンエック石油サービスETF<OIH>
◎12/12(火)終値293.42ドル-3.74ドル
◎石油サービスに携わる米国上場企業が組み入れられており、MVIS米国上場石油サービス25インデックスという指数の価格・利回りと同等の投資成果を目指すコースです
◎ニューヨーク原油先物の指標価格が68ドル台と約半年ぶりの安値水準に下落し、米国の石油株が全面安となる中、アメリカ石油株式コースも軟調に推移したようです
◎これは11月の消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化傾向が確認できたものの、市場予想の水準にとどまり、早期利下げ期待が後退したことが背景のようです
◎CPIの結果判明後に下落傾向にあったドルが買い戻され、一方で原油などリスク資産は売られました
◎また、米エネルギー情報局(EIA)が月例の短期見通しをこの日公表し、2024年のニューヨーク原油の平均価格予想を約78ドルと、前回公表値から約11ドル下方修正したことも影響したようです
◎中東の一部の産油国が原油を自主減産しているものの、米国が増産し続けているほか、原油消費大国の中国の需要が鈍化しているため、原油価格の上昇圧力は弱いと指摘しているようです
◎アメリカ石油株式コースは2014年7月の最高値約1,160ドルから2020年3月安値約66ドルへ下落
◎今年9月12日に約364ドルへ反発後は下落基調となっており、この日は約289ドルまで一時下落しました