川崎汽船<9107>
◎12/25(月)終値6,047円-569円
◎紅海を航行する船舶の運航再開へ準備中との報道を材料に海運株が全面安となり、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など関連株は軒並み大きな下げ幅となりました
◎今月15日にコンテナ船大手マースク(デンマーク)の船が紅海で襲撃され、同社が安全確保のために紅海からスエズ運河経由の運航を取りやめ、南アフリカの喜望峰航路へ変更したことをきっかけに、コンテナ船運賃上昇の思惑で海運株が世界的に上昇していました
◎これに対してマースクは24日に、米国と同盟国による多国籍部隊の発足によって安全が保たれる見込みが立ったとして、紅海の運航再開を早急に実現させると意欲を示しました
◎アジアと欧州を結ぶ航路がスエズ運河経由に戻ると、高騰していたコンテナ運賃も価格が正常化し、海運各社の収益機会が減るとの見方が広がったと見られます
◎川崎汽船の株価はコロナ禍が始まった2020年春の250円前後から今年12月高値6,748円へ上昇後、今日は5,980円まで一時下落しました