日本航空<9201>
◎1/4(木)終値2,796.5円+21.5円
◎2日に羽田空港で海上保安庁の航空機とJAL機が衝突し、炎上した事故を嫌気して前日比2%超の下落でスタートしましたが、その後は上昇に転じ、前日比プラスとなりました
◎取引開始前の発表によれば、この事故で航空機が焼失したことから約150億円の営業損失を計上する見込みであるものの航空保険が適用される見通しであるとされ、目先の先行き不透明感が緩和されたことが、株価の下値が限られた背景にありそうです
◎また、搭乗者全員が機体炎上の中で機外へ脱出できたことが海外メディアを中心に評価されているほか、JAL機側に事故の原因はないようだと報じられていること、事故機に貨物や郵便が積まれていないことから物損による弁償額は限定的と見られることもあるようです
◎なお、今期業績へ与える影響については現在精査中とのことです
◎株価はコロナ禍の影響が警戒されて2020年11月安値1,556円へ下落後、2023年6月高値3,205円へ反発
◎その後は上値の重さが見られ、10月に2,618円まで下落しました