三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>
◎8/16(水)終値1,088.5円-33.0円
◎前日の米国市場で銀行株が全面安となった流れを受け、今日の東京市場も三菱UFJなど銀行株が全般的につれ安しているようです
◎米国の銀行株安はこの日、格付け会社のアナリストが米国の70行以上を格下げする可能性があると明らかにしたことがきっかけです
◎これは金利上昇の長期化で銀行の資金調達コストが上がり、収益が悪化するとの見方に基づいているようです
◎最も格付けが上位の大手行が格下げされる見通しとされたことで、中堅以下の銀行が影響を受けるリスクが警戒されているようです
◎一部報道では、経営体質の弱い一部の中小金融機関はジャンク(投資不適格)級となる恐れがあると伝えられています
◎ただ、日本の銀行は足もとの長期金利上昇が業績にプラスとなりやすい収益構造になっているところが多いと言われています
◎そのため、米国の銀行株の下げ幅と比較すると、日本の銀行株の下落は限定的となっているようです
◎三菱UFJの株価は2011年11月安値318円から2015年6月高値約936円へ反発
◎2020年3月安値380円へ下落後に今年7月高値1,163円へ上昇しましたが、8月に入って上昇一服の様相となっています