三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>
◎12/12(火)終値1,260.0円-20.5円
◎日本銀行が金融緩和政策を修正するとの思惑が後退し、銀行株が全面安となる中、三菱UFJも下落したようです
◎これは日銀関係者が「(マイナス金利解除などを)今月急ぐ必要はほとんどないとの認識だ」と話したことが、昨日の夕方に報じられたためです
◎植田日銀総裁が先週の国会で「年末から来年にかけて一段とチャレンジングになる」と発言し、市場関係者の間では、日銀が早期に金融緩和を修正するとの観測が強まっていました
◎来週18~19日に日銀金融政策決定会合が予定されていますが、今回の報道で、年内の金融政策正常化は見送られる可能性が高いとのムードに一変した形となりました
◎日銀が現行の金融緩和政策を解除すると、金利が上昇して、銀行にとっては収益的にプラスの効果が出やすくなります
◎ひいては銀行株の上昇要因ともなりますが、それが遠のいたと判断され、銀行株の売りにつながったようです
◎三菱UFJの株価は今年1月約995円から同年3月805円へ下落後、同年9月の年初来高値1,344円まで上昇していました