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1ドル154円!円安進行で外国人観光客からの人気が期待できそうな日本株3銘柄【はじめての個別株】
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1ドル154円!円安進行で外国人観光客からの人気が期待できそうな日本株3銘柄【はじめての個別株】

 

訪日外国人にオトクな歴史的円安

ドル円相場が1990年6月以来となる1ドル154円台まで円安ドル高が進行しています。1ドルを購入する時、たとえば100円で足りていたものが、今では154円もかかるということです。私たちが海外旅行に行く場合を考えると、円安になっただけで余計に費用がかかることになるので、円高の方がオトクということになります。

 

一方、外国人観光客にとっては円安が進行すると、これまでは1ドルで100円分しか日本円を購入できなかったのに、今では154円も購入することができることになります。円安が進行すればするほど日本円を多く購入できるので、日本に旅行に訪れる外国人にとってはオトクということになります。

 

歴史的な円安が進行していることから、観光地をはじめとした日本国内の様々なスポットに多くの外国人が観光や買い物に訪れていて、「ここは外国!?」と思うことも最近は増えています。

 

そこで今回は、外国人観光客からの人気が期待できそうな日本株を見ていきましょう。

 

アシックス<7936>

企業紹介

ランニングを中心とした競技用シューズ最大手。「アシックス」や「オニツカタイガー」等を国内外で展開。海外売上比率が高い。

注目ポイント

健康志向の高まりを受けて業績の拡大が続いていることに加え、足元の円安進行もあって、2024年12月期は3期連続過去最高益を更新する見通しです。さらに、好調な業績を受けて近年の配当金は増配傾向となっています。

 

同社株を保有している株主に対して、自社製品を割引価格で購入できる割引券の株主優待を、6月と12月の1年に2回実施しています。1年以上継続保有の場合は株主優待の優遇が受けられます。

株価動向

株価は業績の拡大を受けて上昇が継続していて、2024年4月には高値7,360円まで上昇しました。上場来高値を更新中ですが、株式市場の調整を受けて足元の株価は軟調な推移となっています。海外売上比率が高いため、為替動向の影響を受けやすいという特徴があります。

 

オリエンタルランド<4661>

企業紹介

東京ディズニーランド東京ディズニーシーを運営。ホテルや商業施設を含めたリゾートを展開していて、入園者数は世界有数を誇る。

注目ポイント

行動制限が解除されて以降、国内外の熱狂的なディズニーファンの支持もあって業績は拡大が続いています。また、株価が下落した際には株主優待狙いの買いが入りやすい特徴があります。さらに、好調な業績を受けて近年の配当金は増配傾向となっています。

 

株主優待の内容は、「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」どちらかのパークで利用可能な1デーパスポートの配布です。3月と9月の1年に2回実施しています。保有株数が多い場合と、3年以上継続保有の場合は受け取れる株主優待の優遇が受けられます。よく利用する方は保有を検討してみてもよいでしょう。

株価動向

株価は1月に5,765円まで上昇した後、下落が続き5,000円を下回っています。2023年6月につけた高値5,756円と2024年1月の高値5,765円で、株価は一旦天井を打った可能性が考えられます。ただし、株価は上場以来、押し目(調整)を形成しながら長期的な上昇が継続しています。

 

東宝<9602>

企業紹介

阪急系の邦画配給最大手。邦画配給、興行収入で断トツ。不動産賃貸が下支え。

注目ポイント

外国人から人気を集めているのが日本のアニメやキャラクターたち。アメリカ映画界で最高栄誉とされるアカデミー賞で、日本作品として初めて視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」や、老若男女問わず人気を集める「名探偵コナン」等の大ヒット映画が数多くあります。

 

ただ、業績は足踏みの状況が続いていることもあって、配当金は減配の方針を示しています。一方で、機動的な自社株買い等の株主還元策も積極的なようです。

 

同社株を保有している株主に対して、映画招待券等の株主優待を、2月と8月の1年に2回実施しています。保有株数が多くなればなるほど、株主優待の優遇が受けられます。

株価動向

株価は2023年7月に5,933円の高値をつけた後下落が続いていて、2024年2月には4,586円まで値下がりしています。株主優待や自社株買い等の株主還元策の効果があるのか、ここ数年、5,000円を挟んで行ったり来たりする「もみ合い」の動きが続いていて、方向感に乏しい動きが続いています。

 

 
記事作成日:2024年4月16日

 

ファイナンシャルプランナー
横山利香

短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。

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