これからはじめる人のポートフォリオ例とファンド11選

💡この記事のポイント

✅投資信託は安定的なものや積極的なものなど種類豊富

✅安定的な資産形成のためには投資信託を組み合わせよう

✅3つのポートフォリオ例とファンド11選をご紹介

🔎登場する主なファンド

✅保守:バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)

✅バランス:日経平均高配当利回り株ファンド

✅積極:iFreeNEXT FANG+インデックス


目次

投資信託の種類はさまざま

リスク分散のためにポートフォリオを組もう

①大きな損はしたくない守り重視のポートフォリオ

②さまざまな資産に投資するバランス重視のポートフォリオ

③積極的なリターンを狙う成長重視型ポートフォリオ

これからはじめる人のポートフォリオ例とファンド11選

投資信託の種類はさまざま

投資初心者にとって、プロが運用してくれる投資信託は「投資の入口」として代表的な金融商品です。ただ、一口に「投資信託」と言っても、さまざまな投資先や種類があり、リスク・リターンの程度も商品ごとに異なります。ですので、どの投資信託をチョイスするのかは投資家の運用スタイル次第です。


例えば、リスクをできるだけ抑えて安定的な運用を目指すのであれば、比較的安全性の高い債券などにも投資する投資信託を選ぶべきです。一方、ある程度のリスクを取ってでも積極的に資産を増やしたいというのであれば、日米の株式新興国の株式に投資する投資信託を選ぶといいでしょう。株式に積極的に投資する投資信託の中には、ここ数年で数倍の実績をたたき出しているものも少なくありません。


儲かれば儲かるほど良い」と思うかもしれませんが、大きなリターンを狙うほど失敗する確率も上がり、損したときの額も大きくなります。「数倍になるかもしれないけど、全額失うかもしれない」「20%増えるかもしれないけど、20%減るかもしれない」など、自分はどの程度を望むのか、によってどういう運用をすべきなのかが変わってきます。ですので、単純に成績が良いファンドを選べば良いというものではありません。


リスク分散のためにポートフォリオを組もう

基本的に投資信託は、個別銘柄の投資とは異なり、複数の銘柄や市場に分散して投資を行っています。ですので、ある程度のリスク分散効果はあるのですが、世界的な株価暴落局面などで、基準価額が大きく下落してしまうことも考えられます。


ですので、投資信託に投資する場合でも、1つの商品にすべての資金を投入するのではなく、複数の投資信託を組み合わせた自分なりのポートフォリオを組むことを考えましょう。


そこで今回は、投資スタイルごとのポートフォリオ例をご紹介します。


①大きな損はしたくない守り重視のポートフォリオ

バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)

✔️主に米国企業向けバンクローン(貸付債権)に投資し、高利回りの獲得を目指す

✔️バンクローンは、信用リスクが高い分、利回りが相対的に高く、一般的に担保付きのため、デフォルト(債務不履行)しても資金の回収率が高い

✔️株式投資は怖いけど、ある程度の利回りは狙いたい方に向いている

✔️組入銘柄の平均最終利回りは8.27%

✔️NISA:成長投資枠


のむラップ・ファンド(保守型)

✔️安定運用を目指すバランスファンド

✔️投資比率は、国内債券51.2%外国債券18.2%外国株式15.6%国内株式7.1%世界REIT(不動産投資信託)6.8%、その他1.1%

✔️債券が約7割、通貨は円が約6割でリスクは抑えめ

✔️より保守的なバランスファンドを求める方に向いている

✔️NISA:成長投資枠


eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー)

✔️日本を含む世界各国の株式公社債REIT(不動産投資信託)に投資

✔️基本の資産配分は、国内債券36%、先進国債券(除く日本)17%、新興国債券3%、先進国株式(除く日本)18%、国内株式15%、新興国株式3%、国内REIT4%、先進国REIT(除く日本)4%

✔️株式が36%、債券とREITが64%である程度のリターンが狙える

✔️年間のリターンの振れ幅は9%程度

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


②さまざまな資産に投資するバランス重視のポートフォリオ

グローバル・ハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし) 愛称:未来の世界

✔️日本を含む世界各国の株式に投資し、積極的な運用を行う

✔️市場価格が理論価格より割安と判断される銘柄に投資

✔️組入上位は、米国52.1%、フランス7.1%、インド6.5%、スウェーデン5.7%、デンマーク5.1%で米国以外が約半分

✔️投資対象は約25~50銘柄に厳選

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


日経平均高配当利回り株ファンド

✔️日経平均採用銘柄の中から予想配当利回り上位30銘柄に投資

✔️高配当の大型株に投資し、配当(分配金)をもらいながら値上がりも狙える

✔️高配当株はマーケット下落時の下値抵抗力も期待できる

✔️6月、12月に分配を行う方針

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


世界経済インデックスファンド

✔️国内外の株式債券に約50%ずつ投資するバランスファンド

✔️基本の投資地域は、先進国55%新興国35%日本10%

✔️組入上位は、米国33.37%、日本10.1%、中国6.67%、インド5.11%、台湾3.35%

✔️世界経済の発展の恩恵を安定的に得たい方に向いている

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

✔️国内の金(ゴールド)価格の値動きを捉えることを目指す

✔️現物資産の金に手軽に投資できるファンドとして人気

✔️金はリスク回避先としても好まれる

✔️株式とは違う値動きをする傾向があり、分散投資に役立つ

✔️NISA:成長投資枠


③積極的なリターンを狙う成長重視型ポートフォリオ

iFreeNEXT FANG+インデックス

✔️米国のビッグテックなど10社に均等投資

✔️FANGとは、FacebookAmazonNetflixGoogleの頭文字

✔️その他は、アップル、エヌビディア、マイクロソフト、ブロードコム、クラウドストライク、サービスナウ

✔️S&P500などのインデックスより個別株投資に近いファンド

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


フィデリティ・日本成長株・ファンド

✔️高成長が期待できる日本企業を発掘し投資するファンド

✔️徹底的な調査・分析で銘柄を選別し、割安な株価水準で投資

✔️着目テーマは、脱炭素・省資源自動化・省人化新興国の消費拡大ヘルスケアインターネット・デジタル革命

✔️組入上位業種は、電気機器20%、銀行業9.6%、輸送用機器8.7%、小売業6.9%、卸売業5.4%

✔️NISA:成長投資枠


eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

✔️新興国株に分散投資できるインデックスファンド

✔️主な投資地域は、中国27.7%インド18.1%台湾17.5%、韓国9.4%、ブラジル3.7%

✔️組入上位には、台湾セミコンダクターテンセントアリババシャオミなど

✔️業界最低水準の運用コストを目指すeMAXIS Slimシリーズ

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠



HSBC インド オープン

✔️インドの企業インドで稼ぐ企業に投資

✔️持続的な成長性割安感のある銘柄を選別

✔️組入上位業種は、銀行21%、金融サービス9.6%、ソフトウェア8.6%、エネルギー7.9%、資本財7.4%

✔️150年以上歴史のある金融グループのネットワークを活用した運用

✔️NISA:成長投資枠



記事作成日:2025年6月25日


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