💡この記事のポイント
✅設定来でオルカンとS&P500は約3倍
✅年初来でオルカンとS&P500を大きく上回るファンドも
✅注目の好成績ファンドをご紹介
🔎登場する主なファンド
✅小型株ファンド 愛称:グローイング・アップ
✅デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド 愛称:ゼロ・コンタクト
✅三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド
✅設定来でオルカンとS&P500は約3倍
✅年初来でオルカンとS&P500を大きく上回るファンドも
✅注目の好成績ファンドをご紹介
✅小型株ファンド 愛称:グローイング・アップ
✅デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド 愛称:ゼロ・コンタクト
✅三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド
オルカンとS&P500は約3倍に
オルカンとS&P500を上回る好成績ファンド
注目の好成績ファンド5選
勢いのある投資信託に注目
●オルカンとS&P500の運用成績
過去1カ月 | 過去3カ月 | 過去6カ月 | 過去1年 | 過去3年 | 設定来 | |
---|---|---|---|---|---|---|
オルカン | 5.4% | 18.2% | 4.6% | 15.8% | 72.9% | 189.8% |
S&P500 | 6.4% | 20.2% | 1.9% | 15.9% | 79.9% | 246.1% |
※設定日:オルカンは2018年10月31日、S&P500は2018年7月3日
※出所:月次レポート(2025年7月31日時点)
投資信託の中でも圧倒的な人気を誇るのが、「オルカン」と「S&P500」。ともに、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託で、正式名称は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 愛称:オルカン」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。NISA(少額投資非課税制度)のつみたて投資枠を活用できることもあり、投資初心者の間でもおなじみの2本です。
足元では、S&P500やナスダック総合指数といった米国の主要株価指数が史上最高値を更新していることもあって、過去3カ月間の騰落率は、オルカンが18.2%、S&P500が20.2%と絶好調です。設定来では、オルカンが3倍弱の189.8%、S&P500は約3.5倍の246.1%となっています。ともに2018年の設定ですので、約7年間でおよそ3倍高となっている計算です。
年初来 | 過去3年 | ファンド名 |
---|---|---|
33.42% | 7.72% | 小型株ファンド 愛称:グローイング・アップ |
29.01% | 37.87% | 日本新興株オープン |
25.62% | 184.61% | デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド |
22.24% | 188.7% | グローバル・フィンテック株式ファンド |
22.08% | 186.87% | グローバル・フィンテック株式ファンド(年2回決算型) |
19.43% | 101.6% | 三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド |
18.98% | 7.96% | SMT J-REITインデックス・オープン |
18.86% | 7.1% | DIAMストラテジックJ-REITファンド |
18.73% | 6.47% | J-REIT・リサーチ・オープン(年2回決算型) |
18.36% | 37.51% | 東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン |
18.14% | 80.95% | アムンディ・ターゲット・ジャパン・ファンド |
17.77% | 8.39% | 三菱UFJ Jリートオープン(3ヵ月決算型) |
17.55% | 96.74% | ノムラ・ジャパン・オープン |
17.26% | 68.22% | インバウンド関連日本株ファンド |
15.26% | 45.8% | モビリティ・イノベーション・ファンド |
13.55% | 70.61% | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
13.11% | 56.18% | ジャパン・ロボティクス株式ファンド(1年決算型) |
12.55% | 44.05% | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス |
12.25% | 69.24% | SMT JPX 日経インデックス 400・オープン |
6.51% | 71% | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
2.63% | 76.55% | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
※出所:QUICK(年初来:2025年1月6日~8月28日、過去3年:2022年8月9日~2025年8月28日)
一方、年初来の運用成績は、ずば抜けて良いとは言えません。上の表は、PayPay証券で取り扱っている投資信託の中から、年初来の騰落率で上位のファンドです。
年初来騰落率で、オルカンが6.51%、S&P500は2.63%となっています。投資信託は、それぞれ投資対象が異なりますので、いつの時点で検証するのかで騰落率は大きく異なる場合があります。
過去3年の騰落率でも、オルカンとS&P500を上回るファンドがあります。オルカンやS&P500が必ずしも他と比べてパフォーマンスが優れているというわけではないことが分かります。
これらの好成績ファンドも、ぜひチェックしてみてください。
✔️主に国内の中小型株に投資
✔️組入銘柄は、新規株式公開(IPO)直後の革新的で高成長が期待できる企業から厳選
✔️中小型株に特化したスペシャリストが調査・分析を行う
✔️プロ厳選の中小型株で大きな値上がり益を狙いたい人に向いている
✔️NISA:成長投資枠
このファンドは、年初から33.42%も上昇。ここ最近の日本の小型株の好調さが反映されているようです。新規株式公開(IPO)直後で高成長が期待できる国内中小型株に投資するファンドです。
✔️世界のDX(デジタル・トランスフォーメーション)関連株に投資
✔️特にゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)を行う企業が対象
✔️イノベーション企業の調査に強い米国のアーク社から助言を受け銘柄を選定
✔️組入上位は、ロブロックス、パランティア、ロビンフッド、ショッピファイ、コインベース
✔️成長期待が高いテック株に投資したい人に向いている
✔️NISA:成長投資枠
このファンドは、年初から25.62%上昇、過去3年でも184.61%上昇と素晴らしい成績を残しています。DX関連株がマーケット全体よりも堅調に推移しているようです。
✔️国内の金(ゴールド)価格の値動きを捉えることを目指す
✔️現物資産の金に手軽に投資できるファンドとして人気
✔️金はリスク回避先としても好まれる
✔️株式とは値動きが異なる資産で分散投資したい人に向いている
✔️NISA:成長投資枠
このファンドは、年初から19.43%上昇、過去3年でも101.6%上昇と金価格の好調さが表れています。世界の株式市場が「トランプリスク」や、戦争などの有事で不透明感が高まる中、金価格はここ数年、右肩上がりで推移。「有事の金」とも言われ、先行き不透明な相場で買われる傾向があり、株式市場とは異なる動きをします。このファンドは分散投資やリスク回避の観点からも好まれているようです。
✔️国内の新興企業の株式に投資
✔️主にグロース市場とスタンダード市場の上場株式が対象
✔️中長期的な成長期待や業績回復見込みのある企業に分散投資
✔️組入銘柄数は、原則50~100銘柄程度
✔️新興企業株で大きな値上がり益を狙いたい人に向いている
✔️NISA:成長投資枠
このファンドは、年初から29.01%上昇。過去3年はオルカンやS&P500に見劣りしますが、日本の中小型株の出遅れが今年に入り解消されつつあるのかもしれません。
✔️世界のフィンテック関連企業に投資
✔️フィンテックは、既存の金融機関にはない「新たな金融サービス」として高成長の分野
✔️イノベーション企業の調査に強い米国のアーク社から助言を受け銘柄を選定
✔️組入上位は、ロビンフッド、ショッピファイ、コインベース、ロブロックス、パランティア
✔️年2回分配を行う方針
✔️分配金を受け取りつつ、テック株の値上がりに期待したい人に向いている
✔️NISA:成長投資枠
このファンドは、年初から22.24%上昇、過去3年でも188.7%上昇と素晴らしい成績を残しています。暗号資産(仮想通貨)のビットコインやステーブルコインなどの好調さが、フィンテック関連株の上昇に繋がっているようです。
株式市場をはじめとする金融マーケットでは、その時々の旬の銘柄や注目される金融商品が存在します。例えば、オルカンとS&P500を長期で保有する一方で、勢いのある投資対象やテーマ関連の投資信託で短期的・中期的なパフォーマンスを狙う組合せも賢明な戦略と言えるでしょう。常に、マーケットの関心がどこへ向かっているのかをアンテナを張り巡らせておきたいものです。
記事作成日:2025年9月1日
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