💡この記事のポイント
✅中東情勢の緊迫化で原油価格は高止まりが継続
✅インフレ懸念で金は上値が重く、ビットコインは反発傾向
✅原油、金、ビットコイン関連の日米株やETFをご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅米国株:シェブロン、ストラテジー、ニューモント
✅日本株:出光興産、SBIホールディングス、住友金属鉱山
✅ETF:アメリカ石油株式コース、金(ゴールド)コース
✅中東情勢の緊迫化で原油価格は高止まりが継続
✅インフレ懸念で金は上値が重く、ビットコインは反発傾向
✅原油、金、ビットコイン関連の日米株やETFをご紹介
✅米国株:シェブロン、ストラテジー、ニューモント
✅日本株:出光興産、SBIホールディングス、住友金属鉱山
✅ETF:アメリカ石油株式コース、金(ゴールド)コース
中東情勢の緊迫化により先行きは不透明
原油、金(ゴールド)、ビットコインの動向は?
原油関連
ビットコイン関連
金(ゴールド)関連
米国によるイランへの軍事作戦から4月28日で2カ月となる中、戦争終結に向けての道筋はいまだ不透明な状況となっています。直近ではホワイトハウスが、イランから戦闘終結に向けた新たな提案があったことを認めましたが、その内容は「ホルムズ海峡を巡る問題解決を優先し、核協議を棚上げする」といったもの。一方、イラン側からは「米国は目標を何一つ達成できていない。交渉を求めているのは米国側だ」との主張が飛び出すなど、先行きが読みにくい展開が続いています。
そんな中、原油価格は依然として高止まりしており、世界経済への影響を心配する声も日に日に高まっています。日銀では、4月27~28日に行われた金融政策決定会合で中東情勢の悪化を受けて、物価の見通しを大幅に引き上げ、政策金利の利上げを見送りました。
日米の株式市場では、AIや半導体関連が上昇し、NYダウやナスダック総合指数、日経平均などの指数を押し上げていますが、個別銘柄に目を移すと、下落が続いている銘柄もあるというのが現状です。目先は、日米の主要企業の決算発表が控えていますが、展開次第では中東情勢が相場にも影響を与える可能性がありそうです。
中東情勢の影響を受けて動きやすいとされるのが、原油や金(ゴールド)、ビットコインですが、あらためて直近の値動きを見てみましょう。
WTI原油先物価格が依然として高止まりする中、NY金先物価格は3月2日の直近高値5,400ドル台から上値の重い展開が続き、足元では4,600ドル台で推移しています。「有事の金」と言われるように、中東情勢の緊迫化で本来であれば上昇するケースなのですが、原油価格が急騰しインフレ懸念が台頭したことから米国で利下げ観測が後退、長期金利が上昇したことで上値が重くなっています。
一方、ビットコイン価格は、2025年10月の史上最高値126,000ドル台をピークに調整が続いていましたが、今年2月6日の60,000ドル付近で底打ちし、緩やかなリバウンドが続いています。
ここからは、原油、金、ビットコインに関連する日米株やETF(上場投資信託)をご紹介します。
石油や天然ガスの開発、石油製品、石油化学製品の製造や輸送などを手がけています。原油価格の急騰を反映して、株価は3月30日に214.71ドルの上場来高値をつけました。その後は上昇一服となっており、直近では190ドル台で推移しています。
石油・天然ガスの探鉱開発、石油製品の生産や移送など、エネルギー関連事業を手がける。シェブロンと同様に、株価は3月30日に上場来高値176.41ドルをつけましたが、その後は上昇一服で直近では150ドル台で推移しています。
MVIS米国上場石油サービス25インデックスに連動する投資成果を追求するETF。同インデックスは、米国に上場する石油・天然ガスの掘削機、油田サービス事業を展開する大手25社で構成されており、原油価格の上昇場面では、同ETFも上昇する傾向にあります。株価は4月29日に年初来高値450.85ドルまで上昇しました。
石油元売りで国内2位。石油化学や原油、石炭開発なども手がけています。4月7日に1,671円の上場来高値を記録しましたが、そこがピークとなり、直近では1,300円台で推移しています。
石油元売りの国内トップ企業です。石油製品のほか、石油・原油開発事業などを展開しています。3月2日に1,552.5円の上場来高値まで買われましたが、その後はやや上値の重い展開となっており、直近では1,300円前後で推移しています。
ソフトウェア事業を展開する会社でしたが、2020年8月からビットコインへの投資を始め、現在では世界最大のビットコイン保有企業として知られています。株価はビットコイン価格に連動する傾向があり、4月に入りリバウンド態勢を強めましたが、足元は上昇一服となっています。
暗号資産取引のプラットフォームを展開。ビットコインをはじめとする暗号資産取引の仲介サービスを提供しています。この銘柄もビットコイン価格に連動しやすい傾向があります。株価は4月に入り、底打ち感が見られますが、足元は上昇一服となっています。
金融サービスを幅広く手がける持株会社です。暗号資産事業も展開し、販売所サービスや取引所サービスなどを提供するほか、さまざまな暗号資産を取り扱い、投資スタイルに合わせた資産運用を可能にしています。株価はおおむね2,800~3,200円のボックス圏で推移しており、全体相場の上昇と比べて出遅れ感があります。
金融サービスグループで、日米でネット証券事業等を展開しています。国内ではグループで暗号資産CFD(差金決済取引)や暗号資産取引所事業も手がけています。子会社には暗号資産取引所のコインチェックを有しています。ビットコイン価格がリバウンドする中、上値の重い展開が続いています。予想配当利回りが4.55%と高いことも特徴です。
米国内外に所有する鉱山で金の採掘、製錬などを手がけています。売上高の約85%は金で、銅や銀なども生産しています。株価は3月20日に年初来安値94.34ドルをつけ、そこからリバウンド態勢を強め、直近では110ドル前後で推移しています。
主力の銅とモリブデンに加えて、金も採掘しています。グループ全体の品目別生産量は、銅が42億1,400万ポンド、金が11万7,500ポンド、モリブデンが8,000万ポンドに上ります(2024年)。株価は3月19日の年初来安値50.79ドルで切り返し、4月20日に上場来高値70.97ドルまで上昇しましたが、足元は57ドル程度まで反落しています。
金や銅、ニッケルなどの非鉄金属と電子材料が主力。世界有数の品質を誇る金鉱山「菱刈鉱山」(鹿児島県)を保有しており、日本株の中でも金関連の代表的な銘柄です。株価は底堅く推移する一方で、上値の重い展開が続いています。金価格が上昇に転じれば、株価も上昇に転じる可能性がありそうです。
総合商社の一角。子会社を通じて、貴金属事業を展開しています。また、貴金属を裏付けとしたETF(上場投資信託)の「金の果実シリーズ」に信託委託者として貴金属現物(金・プラチナ・銀など)を拠出しています。足元では、商社株の下落が続いており、同銘柄も3月27日の上場来高値5,787円から下落し、直近では4,900円前後で推移しています。
金価格の値動きに連動することを目指す世界最大級のETFです。金現物を直接購入保有するのではなく、ETFを通じて金に投資するため、少額から手軽に始められます。
国内の金価格の値動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。金現物の購入と異なり、少額から手軽に金へ投資できる点が特徴です。金(ゴールド)コースと同様に、「つみたて投資」にも向いています。
記事作成日:2026年4月30日