💡この記事のポイント
✅6月3日に日経平均が史上最高値を更新するも、上昇しているのはAI/半導体関連が多数
✅急騰している銘柄に高値警戒感が出ている時は、割安で放置されている好業績株に注目も
✅好業績×割安の日本株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅ソニーグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、カプコン

✅6月3日に日経平均が史上最高値を更新するも、上昇しているのはAI/半導体関連が多数
✅急騰している銘柄に高値警戒感が出ている時は、割安で放置されている好業績株に注目も
✅好業績×割安の日本株をご紹介
✅ソニーグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、カプコン
今こそ、株価が割安に放置されている好業績株
三井不動産<8801>
ヒューリック<3003>
霞ヶ関キャピタル<3498>
王子ホールディングス<3861>
富士フイルムホールディングス<4901>
ベイカレント<6532>
ソニーグループ<6758>
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>
MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>
カプコン<9697>
日経平均は、6月3日に史上最高値となる68,786.49円を記録しました。年初に51,000円台からスタートしたことを考えると、短期間で記録的に大きく上昇したといっていいでしょう。とはいえ、個別銘柄に目を移すと、上昇しているのはAIや半導体関連株が中心。「日経平均ばかり上昇して、私の保有株はあまり上がっていない」と言う声も聞こえてきます。
実際に調べてみると、日経平均採用銘柄の内、年初来高値が今年前半の3月23日より前の銘柄が120銘柄、後半の3月24日から6月9日の間に年初来高値を付けている銘柄が105銘柄でした。日経平均は4月以降上昇傾向なのに、半分以上の銘柄がそれより前に年初来高値を付け、その後は上抜けていない状態です。
やはり、多くの銘柄は上昇していないのに、AI/半導体関連株中心とした銘柄が日経平均を力強くけん引しているようです。
だからと言って、ここから大きく上昇しているAI/半導体関連に飛び乗るのも勇気が必要です。ようやく上昇一服となり調整しはじめたので、ここから押し目買いのチャンスが訪れるかもしれません。
しかし、一方でAI/半導体関連株の調整が長引いたり、循環物色で出遅れ銘柄が買われる可能性もありそうです。そこで、今回は好業績のわりには割安に放置されている銘柄をご紹介します。
ビル賃貸が主力のディベロッパー最大手。マンション分譲やホテル事業なども展開しています。足元の業績は安定成長しており、2027年3月期今期の経常利益は若干の増益ですが、5期連続で過去最高益を更新する見込みです。PERは14.6倍、PBRは1.26倍、予想配当利回りは2.39%です。
株価は2月12日年初来高値2,158円から6月8日年初来安値1,443.5円まで下落。その後、6月10日高値1,551円まで反発しました。
不動産ディベロッパーとして、東京23区を中心に好立地物件の賃貸事業をベースに、開発や建て替え、投資といった不動産事業を展開しています。2026年12月期今期は営業利益で12%、純利益で6%の増益を見込んでいます。ただ、2026年1-3月期の営業減益(のれん償却負担)や、大株主による株式売り出しに伴う需給悪化懸念もあり、株価は下落しました。PERは10.8倍、PBRは1.44倍、予想配当利回りは3.87%です。
株価は2月26日年初来高値2,094円から調整に入り、6月2日年初来安値1,620.5円まで下落。その後6月10日高値1,736.5円まで戻しています。
物流、ホテル、ヘルスケア事業を軸に不動産開発やアセットマネジメントを手がける会社です。4月2日に発表した2025年9月-2026年2月期(2四半期累計)決算は、経常利益が前年同期比79%増に拡大し、通期計画の進捗率は過去5年平均の23.2%を上回る31%に達しました。ただ、一時は好決算で反発した株価もその後は下落しました。PERは8.4倍、PBRは1.86倍、予想配当利回りは2.9%です。
株価は1月16日年初来高値8,590円から大きく調整し、5月26日年初来安値5,510円まで下落。その後も低位もみ合いが続いています。
印刷用紙と段ボールの大手で、製紙業界では国内トップ企業です。5月15日に発表した2026年3月期前期の経常利益は前年比40.9%減と大きく落ち込みましたが、2027年3月期今期は前年比11%増と3期連続での増収を見込んでいます。PERは19倍、PBRは0.6倍、予想配当利回りは4.58%です。
株価は2月26日年初来高値990.7円から調整に入り、6月2日年初来安値754.5円まで下落。その後も低位もみ合いが続いています。
写真、医療機器、液晶フィルムなどのほか、半導体材料も展開。5月12日に発表した2026年3月期前期の経常利益は7.6%増の3,666億円で着地。続く2027年3月期今期も前期比2.3%増の3,750億円を見込み、7期連続で過去最高益を更新する見込み。今期の年間配当も5円増の75円に増配する予定です。PERは15倍、PBRは1.09倍、予想配当利回りは2.13%です。
株価は5月7日年初来安値2,855円を底にリバウンドに転じ、6月10日年初来高値3,573円まで上昇しています。
日系最大級の総合コンサルティングファーム。4月14日に発表した2026年2月期前期の最終利益が23%増の378億円で着地。続く2027年2月期今期も27.1%増の481億円の伸びを見込んでいます。12期連続で過去最高益更新の見込みです。PERは18.1倍、PBRは7.46倍、予想配当利回りは2.22%です。
株価は1月15日年初来高値7,222円から2月24日年初来安値3,780円まで下落。その後、緩やかな上昇トレンドを描き、直近は6,000円前後で推移しています。
ゲーム、音楽、映画、イメージセンサーなどを展開する総合エンターテインメント企業。2027年3月期今期は増収増益を計画していますが、株価は上値の重い展開を強いられています。PER17.1倍、PBR2.45倍、予想配当利回りは1.03%です。
株価は1月6日年初来高値4,124円から5月8日に年初来安値3,043円まで下落。その後はやや持ち直し、直近では3,400円前後で推移しています。
銀行、信託、証券などを展開する国内最大の民間金融グループ。足元の業績は良好で、4期連続で過去最高益を更新見込み。増配や自社株買いといった株主還元にも積極的で、金利上昇も追い風になる銘柄です。PERは13.2倍、PBRは1.61倍、予想配当利回りは3.01%です。
株価は3月23日安値2,521円から6月10日上場来高値6758円まで上昇しています。
三井住友海上などを傘下に持つ損保大手です。傘下損保の合併を機に、2027年4月に「三井住友海上グループ」へ社名変更する予定です。今期から適用する国際会計基準ベースで比較すると、2026年3月期前期の純利益5,106億円に対し、2027年3月期今期は自然災害などを保守的に見積もり4,250億円と減益を見込みます。ただ、10円の増配(年間170円)や最大2,700億円の自社株買いといった手厚い還元策もあります。PERは15.6倍、PBRは1.39倍、予想配当利回りは3.69%です。
株価は1月5日年初来安値3,698円からもみ合いながらも回復傾向で、6月10日上場来高値4,706円まで上昇しています。
「モンスターハンター」や「バイオハザード」などのシリーズが主力の家庭用ゲームソフト開発の大手。2026年3月期前期は増収増益で着地。続く2027年3月期今期も経常利益ベースで12%増を見込んでいます。増収増益基調にありながらも株価は上値の重い展開が続いています。PERは20.6倍、PBRは4.48倍、予想配当利回りは1.6%です。
株価は1月30日年初来高値3,999円から調整に入り、6月10日年初来安値2,796.5円まで下落しています。
※ご紹介したPER、PBR、予想配当利回りは、2026年6月10日終値時点の情報を元にしています。
記事作成日:2026年6月10日