【新規上場】ソニーフィナンシャルグループ~大型IPO

💡この記事のポイント

ソニーフィナンシャルグループが9月29日に新規上場

ソニーグループの金融子会社で、国内で今年最大級のIPO

✅上場時の発行済み株式総数と流通参考値段に基づく時価総額は約1兆720億円

 

目次

なぜ今、再上場するのか?ソニーグループの成長戦略

公開情報

業績情報

PayPay証券でのソニーフィナンシャルグループの取扱

【新規上場】ソニーフィナンシャルグループ~大型IPO

9月29日(月)にソニーフィナンシャルグループ<8729>が東京証券取引所のプライム市場に再上場します。

 

2020年にソニーグループ<6758>の完全子会社となって上場廃止して以来、約5年ぶりの市場復帰となり、大型IPO(Initial Public Offering/新規公開株式)として注目されていますので、その概要をご紹介します。

 

 

なぜ今、再上場するのか?ソニーグループの成長戦略

なぜこのタイミングで再上場するのでしょうか。その背景には、親会社であるソニーGの大きな成長戦略があるようです。

現在のソニーGは、ゲーム、音楽、映画といったエンタメ事業と、スマートフォンやデジタルカメラに不可欠なCMOSイメージセンサーなどの半導体事業に経営資源を集中させ、グローバルでの競争力をさらに高めたい考えです。

一方で、金融事業は国内が中心で事業の特性が大きく異なります。そこで、金融事業を独立させて上場させることで、ソニーFGは独自の戦略で機動的な経営を行いやすくなります。

そして、ソニーG本体は、より成長が見込まれるエンタメ・半導体分野への投資を加速させることができる、という双方にとってメリットのある判断のようです。

 

 

公開情報

・日本取引所グループが公表した流通参考値段は150円で、上場時の発行済み株式総数と流通参考値段に基づく時価総額は約1兆720億円

・ソニーFGは、ソニーGの金融部門を担い、ソニー生命保険やソニー損害保険、ソニー銀行などを直接の子会社とする金融持ち株会社です

 -ソニー生命保険:終身保険や医療保険などの生命保険事業
 -ソニー損害保険:自動車保険や火災保険などの損害保険事業
 -ソニー銀行:住宅ローンや外貨預金などを扱う銀行事業

・2020年7月、TOB(株式公開買い付け)により上場廃止となり、ソニーGがソニーFGの株式を100%保有しています

・今回、ソニーFGの80%超の株式を、ソニーGの株主に現物配当として分配する、日本初のパーシャル・スピンオフ(親会社が子会社株式の一部を手元に残し、残りを自社株主へ現物配当する再編手法)による上場を行います

 -通常のIPO(新規公開株式)のような公募や売出しはありません
 -2025年9月26日時点でソニーGの株式を保有している株主に対し、保有するソニーG株1株につき、ソニーFG株1株が割り当てられます

・このパーシャル・スピンオフにより、ソニーFGはソニーGの完全子会社から持ち分法適用会社になります

 

 

業績情報

・2026年4-6月期修正純利益は203億円(前年同期は200億円)で、損害保険事業で自動車保険の損害額が減少したことなどにより増益となりました

・しかし、2026年3月期今期の通期業績見通しは、7月末までの金利上昇を受けて大量解約リスクの増加に伴う会計上の負債計上を織り込み980億円(前年同期は809億円)と増益ではあるものの、当初の1,075億円からへ下方修正しています

・今回のパーシャル・スピンオフが10月1日効力発生予定のため、今期の配当は半期分として期末配当250億円(年換算500億円相当)を見込んでおり、2027年3月期来期以降は中間・期末の年2回配当を予定しています

 

 

PayPay証券でのソニーフィナンシャルグループの取扱

・2025年9月26日(金)16:00時点でソニーGの現物株式を保有されているお客様は、2025年9月29日(月)よりソニーFGの株主にもなります

・株式は2025年9月26日(金)16:00時点でソニーG株式を保有している口座区分(NISA口座・特定口座)に9月29日(月)早朝に入庫されます。

 

【取得価額の調整】

スピンオフ後は、以下の計算式に則って取得価額が調整されます。

※権利付最終売買日9月26日(金)16時~権利落ち日9月29日(月)9時頃まで、スピンオフの影響により評価損益の前日比などが正しく表示されませんのでご注意ください。

 

ソニーG株式

計算式:ソニーG株式の取得価額―(調整前ソニーG株式の取得価額×分配資産割合)

 

ソニーFG株式

計算式:調整前ソニーG株式の取得価額×分配資産割合

 

 

記事作成日:2025年9月26日