💡この記事のポイント
✅物価上昇が続くなか、株主優待は生活防衛手段のひとつになる
✅自身の生活スタイルに合わせて銘柄を選ぶのが有効
✅生活防衛に関連する株主優待をカテゴリー別に33銘柄ご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅イオン、日本マクドナルドホールディングス、東日本旅客鉄道、ソフトバンク、日本航空、ニッスイ

✅物価上昇が続くなか、株主優待は生活防衛手段のひとつになる
✅自身の生活スタイルに合わせて銘柄を選ぶのが有効
✅生活防衛に関連する株主優待をカテゴリー別に33銘柄ご紹介
✅イオン、日本マクドナルドホールディングス、東日本旅客鉄道、ソフトバンク、日本航空、ニッスイ
物価高対策としての株主優待
日用品・食料・衣料:8銘柄
外食:3銘柄
交通:6銘柄
通信:4銘柄
レジャー・余暇:6銘柄
モノ・サービス:6銘柄
株主優待をもらう3ステップ
知っておくべき注意点
資産運用で生活防衛を実践する手段のひとつに、株主優待があります。
株主優待とは、企業が自社の株式を保有している株主に対し、自社製品やサービス、割引券などの優待品を還元する日本独自の制度です。
物価上昇が続くなか、食料品や日用品といった生活必需品、外食やレジャーなど、家計への影響は増えています。日々の生活の中で節約するのにも限界がありますが、株主優待を得ることで日用品の購入やお店・サービスの利用費、毎月の固定費といった支出を抑えることができる場合もあります。
株主優待は、その銘柄が定めている株数を保有していれば受け取ることができます。また、毎年など定期的に受け取れる株主優待が多いため、長期で保有すればするほど受け取れるメリットが大きくなります。
株主優待銘柄を探すポイントは、ご自身が「もらった優待を使い切れるかどうか」を基準にすることです。普段、利用頻度の高い商品やサービスの優待であれば生活防衛効果を発揮しますし、せっかく優待をもらっても使わなければ生活防衛にはなりません。また、普段から使わない商品やサービスを「優待があるから購入・利用する」となっては、新たな出費が増えて本末転倒となってしまいます。
例えば、日用品の買物をするスーパーやディスカウントストア、自宅やオフィスの近くでよく立ち寄るコンビニや外食チェーン、レジャーで行く映画や旅行など、ご自身の生活スタイルに合わせた株主優待を組み合わせると、生活防衛効果をより得やすくなります。
それでは、生活防衛に関連する株主優待銘柄例をカテゴリー別にご紹介します。
生活になくてはならない出費を、優待で抑えることができます。
優待内容:オーナーズカードが発行され年2回、持株数に応じて合計購入金額から1~7%現金還元
権利確定月:2月・8月
長期保有:3年以上継続かつ1,500株以上保有の株主に、持株数に応じたイオンギフトカード
💡ポイント
毎日の食料品や日用品の買い物金額に応じて現金が戻ってくるため、利用や家族が多いほど節約効果が高まります。ご自身の生活圏にイオン系列の店舗があるか、還元率の適用条件を確認しましょう。
優待内容:年2回、店頭で7%割引されるシェアホルダーカード
権利確定月:2月・8月
長期保有:ー
💡ポイント
期間中、何度でも割引が使えるので、特に家具や衣料、食品と生活のあらゆる「定番」を無印良品でそろえる方は活用できるシーンが多そうです。ネットストアでは利用できない点は注意が必要です。
優待内容:年2回、持株数に応じてmajicaポイント300〜2,000pt付与、またはその相当額の寄付
権利確定月:6月・12月
長期保有:ー
💡ポイント
付与されるポイントは、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などで使えるので、日用雑貨や食品の小口の節約を積み上げやすいのが特徴です。もらうには、majicaアプリの登録が必要になります。
優待内容:持株数に応じて2,000〜10,000円分の買い物券
権利確定月:2月
長期保有:ー
💡ポイント
成長の早い子どもの衣料品や肌着など、実用的な被服費の支出削減に直結します。買い物券はお釣りが出ないため、額面以上のお買い物をする際に利用するのがいいでしょう。
優待内容:年2回、持株数に応じてグループ店舗で使える2,000〜5,000ポイント、またはその相当額の寄付
権利確定月:3月・9月
長期保有:ー
💡ポイント
薬や洗剤、化粧品など、ドラッグストアでの必需支出をポイントで賄えます。オンラインストアでも利用できますが、調剤薬局で医療機関より処方される処方薬には利用できません。
優待内容:年2回、持株数に応じて1枚500円分の買物券1〜50枚
権利確定月:3月・9月
長期保有:ー
💡ポイント
税込1,000円ごとに1枚利用でき、家電や日用品、家具まで対象が広く、生活の実需に直結しやすいです。ネットストアや修理・工事等では使えない等、利用条件はよく確認しましょう。
優待内容:持株数・保有年数に応じて2,000〜3,000円分のセブン&アイ共通商品券、またはその相当額の寄付
権利確定月:2月
長期保有:3年以上の継続保有で金額が加算
💡ポイント
コンビニやスーパーのほか、レストランや専門店など、幅広いジャンルで使えるのが魅力です。商品券で購入した場合はnanacoポイントがつかない点や、一部、利用できない店舗や商品・サービスがあることは事前に確認しておきましょう。
優待内容:持株数に応じた利用限度額(150,000〜3,000,000円)の範囲で10%割引となるカードを発行
権利確定月:3月(新規株主のみ9月)
長期保有:基準日を2年連続で迎え、その時点で300株以上の保有で利用限度額が2倍
💡ポイント
百貨店の買物や一部サービスの割引が受けられ、オンラインストアでも利用できます。対象外ブランドや上限額、支払い方法などの適用条件は事前に確認しておきましょう。
インフレで値上がりが続く外食費も、優待があればおトクに楽しめます。
優待内容:年2回、1年以上の継続保有で持株数に応じて1〜5冊の優待食事券(バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの引換券が6枚ずつで1冊)
権利確定月:6月・12月
長期保有:ー
💡ポイント
商品との引き換えなので、値上げの影響を受けにくいことも特徴です。モバイルオーダーやデリバリーでは使えない点や、継続保有要件があるため、すぐに優待がもらえない点には注意が必要です。
優待内容:年2回、持株数に応じて2〜60枚の食事優待券(1枚500円)
権利確定月:3月・9月
長期保有:ー
💡ポイント
「すき家」「はま寿司」「ココス」など使える店舗が多く、平日・週末問わず利用できるので、自宅や職場の近くに利用可能店舗がある方は使い勝手がよさそうです。なお、優待券での利用は各種ポイントの付与対象外です。
優待内容:年2回、持株数・保有年数に応じて1,650〜17,600円分の割引券
権利確定月:3月・9月
長期保有:3年以上の継続保有で優待額が1,100円増額
💡ポイント
「スシロー」などで利用でき、他の割引券との併用も可能なことが特徴です。持ち帰りネット注文や各種デリバリーサービスなどのネット決済では利用できない点は注意が必要です。
通勤・通学など毎月の費用や、帰省や旅行の移動など大きな出費を抑えることに役立ちます。
優待内容:持株数・保有年数に応じて運賃・料金が4割引となる割引券1〜500枚と、グループ施設等で利用できるサービス券
権利確定月:3月
長期保有:2年以上継続で優待割引券が1枚追加
💡ポイント
新幹線など、遠距離移動で大きな節約効果を発揮し、オンライン予約サービス「えきねっと」でも使えるのが魅力です。
優待内容:持株数・保有年数に応じて運賃・料金が5割引となる割引券1〜100枚と、グループ施設等で利用できるサービス券など
権利確定月:3月
長期保有:3年以上継続かつ300株以上の保有で、持株数に応じて割引券を追加発行
💡ポイント
ゴールデンウィークやお盆、年末年始を含め年中いつでも使える割引券のほか、「WESTERポイント」「京都鉄道博物館入館割引券」「グループ割引券」「オリジナル卓上カレンダー」が贈呈される充実した内容になっています。
優待内容:持株数・保有年数に応じて運賃・料金が1割引となる割引券1〜500枚
権利確定月:3月
長期保有:3年以上継続で割引券を1枚追加
💡ポイント
割引券1枚につき1割引ですが、同時に2枚(2割引)まで利用可能です。割引券は年中いつでも使えますが、ネット予約サービス「エクスプレス予約」「スマートEX」では利用できません。
優待内容:年2回、持株数・保有年数に応じて東急線・東急バスの片道1乗車に利用できる乗車証やグループ施設の割引券など
権利確定月:3月・9月
長期保有:直近7回の基準日に株主名簿に継続記載で乗車証を5〜10枚追加発行
💡ポイント
12,000株以上の保有で電車全線パスが、28,500株以上の保有で電車・東急バス全線パスが追加されます。期間中、何度でも利用できる乗車券で、交通系ICカード「PASMO」へ移し替えることもでき、あらかじめチャージされていれば区間外への乗り越しも自動改札機で精算可能です。
優待内容:年2回、持株数・保有年数に応じて西武線・西武バスの乗車証やグループ施設の優待券など
権利確定月:3月・9月
長期保有:3年以上継続かつ3,000株以上の保有で持株数に応じて乗車証を追加
💡ポイント
10,000株以上の保有で電車全線パスが、20,000株以上の保有で電車・西武バス全線パスになります。こちらの全線パスも交通系ICカード「PASMO」へ移し替えることができます。
優待内容:年2回、持株数・保有年数に応じて阪急・阪神の乗車証やグループ施設の割引券など
権利確定月:3月・9月
長期保有:2026年9月末基準日分より、1年以上継続かつ400株以上の保有で乗車証(4回乗車分)を1枚追加
💡ポイント
6,200株以上の保有で阪神電車全線パス、9,800株以上の保有で阪急電車全線パスが選択できるようになります。全線パスは期間中何度でも利用できますが、乗車証・全線パスいずれもバス路線では利用できません。
生活に欠かせないスマートフォン関連のサービスも、優待でよりおトクに。
優待内容:PayPayマネーライト1,000円分とイベント・キャンペーンへの抽選参加
権利確定月:3月または9月
長期保有:ー
💡ポイント
PayPay加盟店や提携サービスでの決済に用いることができるPayPayマネーライトは、PayPayユーザー間で手数料無料で譲渡・譲り受けも可能です。なお、優待を受け取るには、株主優待サイトでの申請が必要となります。
優待内容:1年以上の継続保有で保有期間に応じたPontaポイント2,000〜3,000円分、グループ商品の詰め合わせセット、寄付から選択
権利確定月:3月
長期保有:5年以上継続でPontaポイント増額
💡ポイント
Pontaポイントは、au PAYマーケットで最大1.5倍のau PAY マーケット限定Pontaポイントと交換でき、実質価値を底上げできます。ただし、交換上限や期限があり、用途も限定される点は考慮しましょう。
優待内容:2年以上の継続保有で保有年数に応じてdポイント1,500〜3,000ポイント
権利確定月:3月(2024年度実績)
長期保有:5年以上継続でdポイント増額
💡ポイント
dポイントはドコモのスマホ利用料金やコンビニ、ネットショップなどでも使えます。ただし、受け取るにはエントリーサイトでアンケートへの回答が必要なことと、同社の優待紹介ページに「毎年贈呈されるものではない」と記載されている点は注意が必要です。
優待内容:「楽天モバイル」の音声+データ30GB/月プランが6か月無料、継続要件あり
権利確定月:12月
長期保有:2026年6月末の権利付最終日までの継続保有で追加6か月無料
💡ポイント
こちらは2025年12月末時点の株主を対象とした優待となりますが、半年間の継続保有で実質1年間のスマホ利用料金が無料となります。なお、楽天モバイルの通常のデータプランでは20GBまでのプラン(税別1,980円/月)の次は無制限(税別2,980円/月)となるため優待の正確な金額は出せませんが、多くの方は30GBあればかなりのデータ量を賄えるのではないでしょうか。
節約で削られがちなご褒美や趣味の出費を、優待で補ってQOLを維持しましょう。
優待内容:年2回、持株数・保有年数に応じてグループの国内線50%割引券など
権利確定月:3月・9月
長期保有:3年以上継続で持株数に応じて1〜3枚追加
💡ポイント
搭乗者は株主本人に限られないため、家族旅行や帰省など幅広いシーンで利用できます。また、申し込みすることで旅行商品割引券(3〜8%)も貰えます。有効期間が1年半なので、計画的に利用しましょう。
優待内容:年2回、持株数・保有年数に応じてコードシェア便含む国内全路線で割引運賃が適用される優待番号など
権利確定月:3月・9月
長期保有:ー
💡ポイント
2025年から、優待番号の有効期間が1年から1年半に延長されました。割引運賃でもマイルが貯まるほか、空港売店「ANA FESTA」での買い物が10%割引に、オンラインストア「A-style」の一部商品が株主限定価格で購入できます。
優待内容:年2回、持株数に応じて旅行代金の割引に使える優待券(1,000円)を2〜6枚など
権利確定月:4月・10月
長期保有:ー
💡ポイント
優待券は12,000円以上の旅行商品から1枚、24,000円以上で2枚利用できます。オンライン(旅行サイト)は別途利用条件があります。優待券のほか、関連施設「ラグーナテンボス」の500円割引券(1枚で最大5名まで)も年1回発行されます。
優待内容:年2回、持株数に応じて1デーパスポートを1〜6枚
権利確定月:3月・9月
長期保有:3年以上継続で1枚追加
💡ポイント
1デーパスポートは「東京ディズニーランド」「東京ディズニーシー」いずれかのパークで利用できますが、事前にウェブサイトから日付を指定する必要があります。年々チケット代が上昇傾向にあるため、優待の価値も上がっていることになります。
優待内容:年2回、持株数に応じてテーマパーク入場券1〜12枚と、1,000円分のショップ割引クーポン1〜2枚など
権利確定月:3月・9月
長期保有:3年以上継続で持株数に応じて限定のグッズやイベント
💡ポイント
子育て世帯やギフト需要、キャラクターの推し活など幅広く使えるのが特徴です。3年以上の長期保有かつ6,000株以上で選べる「オンライングリーティング」では、キャラクターと1対1のビデオ通話形式で交流することができます。
優待内容:年2回、持株数に応じて映画招待券1〜20枚など
権利確定月:2月・8月
長期保有:ー
💡ポイント
日本最大級のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」などで使え、他社配給作品でも利用でき実用的ですが、プレミアボックスシートなどの特別席や、MX4DやIMAXなどの特別上映では追加料金が発生します。なお、10,000株以上だと演劇招待状(1公演:S席相当2席分)も追加されます。
食品や消耗品などが現物やクーポンで受け取れるので、生活コストの抑制に役立ちます。
優待内容:持株数に応じて3,000〜5,000円相当の自社商品詰め合わせ
権利確定月:3月
長期保有:ー
💡ポイント
冷凍食品や缶詰など、家庭の食費節約に繋がる優待です。日持ちする商品が多いので、受け取り時期に合わせて保管場所確保のため、事前にストック品の整理・入れ替えなどを行って受け取る準備をしましょう。
優待内容:持株数・保有年数に応じて500〜6,000円相当の自社商品詰め合わせ、またはその相当額の寄付など
権利確定月:12月
長期保有:3年以上継続で持株数に応じて優待品の増額に加え、特別な商品や割引サービスなどを抽選で提供
💡ポイント
優待品はキリンビールのほか、キリンビバレッジやファンケルなどのグループ商品、キリンシティの食事券などから好みに合わせて選べます。株主総会の案内と合わせて届く申込書はがきに記載のURLまたはQRコードより専用サイトから、または申込書はがきで申し込みましょう。
優待内容:半年以上継続保有で自社製品のカタログギフト
権利確定月:3月(9月は植林活動応援イベントと主催コンサートへの招待)
長期保有:継続保有半年以上で3月期優待の対象に
💡ポイント
1,000株以上かつ半年以上の継続保有と条件はあるものの、ティッシュやトイレットペーパーなど実用的で長期保存可能な商品が多いので、計画的に活用することで日用品のコスト圧縮に役立ちます。
優待内容:年2回、5,000円相当の自社製品詰め合わせなどから選択
権利確定月:6月・12月
長期保有:300株以上かつ3年以上で年1回「復興支援 選べるギフト」が追加
💡ポイント
日用品や医薬品など日常使いの消費財が中心で、複数のセットからの選択制なので、ご家庭のニーズに合わせた商品が選べるのも魅力です。
優待内容:魚沼産コシヒカリ(新米)5kg
権利確定月:1月
長期保有:ー
💡ポイント
1,000株以上保有が条件になりますが、価格が高止まりしているお米が貰えるので、実用性の高さが魅力です。到着が新米時期なことも、お米好きな方にとって満足度が高いのではないでしょうか。
優待内容:年1回、持株数に応じて動画配信サービス「ABEMAプレミアム」の利用料が3〜12カ月無料になるクーポン
権利確定月:9月
長期保有:ー
💡ポイント
エンタメやスポーツ中継などが好きな方には実用性が高い優待です。受け取りの時期とクーポンの有効期限を確認し、視聴したいコンテンツに合わせて計画的に使うのがいいでしょう。
優待は、ご自身が使い切れるかどうかで選ぶと無駄にすることなく恩恵がうけられます。普段から利用する商品やサービスを提供する企業が優待を実施しているか確認しましょう。家計簿やクレジットカードの明細を見て、支出が大きい店やサービスなども良いかもしれません。
「株数」「保有期間」など、各銘柄で定められた条件があり、それを満たさないと優待を受けることができませんので、必ず企業のIRページで最新情報を確認してください。
長期保有の条件がない銘柄は、必要な株数を権利付最終日までに購入すれば、条件を満たすことができます。いきなり条件を満たすまで買うのは大変という場合は、「つみたて」など少しずつ買い増して獲得条件を目指す方法もあります。
条件を満たし権利確定日まで保有していれば、基本的には手続き不要です。時期になると企業から優待品や案内が送られてきます。
優待には期限が設定されている場合が多いので、必ず期限内に使い切るようにしましょう。
株主優待をもらうには、優待を受け取る権利を確定させる必要があります。
・権利付最終日(けんりつきさいしゅうび)
この日までに株を買って保有すると、優待をもらう権利が得られます。投資家にとって最も重要な日です。この日までに売ってしまうと権利は得られません。
・権利落ち日(けんりおちび)
権利付最終日の翌営業日です。この日に株を買っても、今回の優待はもらえません。この権利落ち日の前営業日までに買えば、株主優待をもらう権利が得られます。
・権利確定日(けんりかくていび)
この日に株主名簿に名前が載ることで、優待を受け取る権利が正式に確定します。
2025年12月の場合は、権利確定日が12/30(火)、権利落ち日が12/29(月)、権利付最終日が12/26(金)となりますので、12/26(金)の取引終了時間(15時30分)までに保有しなければなりません。
✔️優待内容は変更されることがあります
企業の業績や方針により、優待内容の変更(改悪)や廃止されることがあります。購入前には必ず企業のIRページで最新情報を確認してください。
✔️優待目当ての過度な集中投資は避ける
特定の銘柄だけに資産を集中させると、株価下落時のリスクが高まります。業種を分散させたり、配当金とのバランスを考えたりすることが大切です。
✔️「使い切ってこそ」の利回り
いくら高額な優待でも、生活圏で使えなければ価値はありません。ご自身の生活の中で、無理なく組み込める優待にしましょう。
✔️権利落ち後の株価変動への心構え
優待の権利が確定した翌日(権利落ち日)以降は、株価が下がる場合があります。目先の株価変動に一喜一憂せず、生活防衛という長期的な視点で保有しましょう。
株主優待は本質的にはあくまで株式投資のオマケのようなものです。その銘柄を買うかどうかの判断においては、業績や配当や景気や世界情勢や株価動向などから考えるのが王道です。株主優待のみを判断材料とするのはオススメできません。本来の判断材料に加えて株主優待の魅力も加味したトータルで、売買の検討をするようにしましょう。
記事作成日:2025年12月23日
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