💡この記事のポイント
✅モデルナの前期売上高見通しが従来予想を上回る見込み
✅脱新型コロナに向けた新薬開発や承認申請の進展に市場の関心が集まる
✅肥満症薬やがん治療薬など、成長期待の高い米医薬品株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅モデルナ、イーライリリー、メルク、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー

✅モデルナの前期売上高見通しが従来予想を上回る見込み
✅脱新型コロナに向けた新薬開発や承認申請の進展に市場の関心が集まる
✅肥満症薬やがん治療薬など、成長期待の高い米医薬品株をご紹介
✅モデルナ、イーライリリー、メルク、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザー
モデルナ<MRNA>
イーライリリー<LLY>
ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>
メルク<MRK>
ファイザー<PFE>
アボット・ラボラトリーズ<ABT>
アムジェン<AMGN>
アッヴィ<ABBV>
ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>
バーテックス・ファーマシューティカルズ<VRTX>
2026年1月13日、バイオ製薬大手のモデルナ<MRNA>は、2025年12月期前期の売上高が19億ドル程度になる見通しだと発表し、株価は前日比+17.02%の急騰となりました。これは従来発表していた予想(16億〜20億ドル)の中央値を上回る水準であり、市場では好感した買いが大きく膨らみました。
同社のステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルスワクチン以外の分野でも、新薬の承認や申請が相次いでいることを強調しています。これまで懸念されていた「ポスト・コロナ」の収益基盤作りが着実に進んでいるとの見方が広がり、ヘルスケアセクター全体への関心も再び高まっているようです。
米国の医薬品・バイオ業界は、AI(人工知能)を活用した創薬の効率化や、画期的な肥満症治療薬、がん免疫療法など、常に新しい成長の種が生まれるエネルギッシュな市場です。医薬品株は、業績だけでなく「パイプライン(開発中の新薬候補)の進捗」が株価を左右しやすい点が特徴です。とくに、承認申請や治験データの発表が重なる局面では、短期間で値動きが大きくなることもあります。
そこで今回は、モデルナの値動きが注目されるタイミングにあわせて、米医薬品株をご紹介します。
メッセンジャーRNA(mRNA)技術に強みを持つバイオ製薬企業です。
新型コロナワクチンの開発で一躍有名になりましたが、現在はがんワクチンや感染症向けなど、mRNA技術を応用した幅広いパイプラインの開発を加速させています。直近では、会社側が「2025年12月期の売上高は約19億ドル」との見通しを示し、ワクチン専業からの脱皮と将来的な成長への土台作りが進んでいることが評価されています。現時点で配当は予定されていません。
糖尿病治療薬や肥満症治療薬「ゼップバウンド」などの爆発的なヒットにより、時価総額で世界トップクラスの製薬会社へと躍進しています。
2026年に入っても強い需要が続いており、供給能力の拡大が業績のさらなる押し上げ要因になると見られています。別のアナリストは、減量薬市場のリーダーとして中長期的な成長余地が依然として大きいと評価しているようです。予想配当利回りは0.54%。
世界最大級のヘルスケア企業です。
現在は医薬品と医療機器の2事業に集中しており、高い収益性と安定した配当実績から投資家からの信頼が厚い銘柄です。多角的な製品ポートフォリオを持ち、景気動向に左右されにくいディフェンシブな特性も魅力の一つとされています。革新的な新薬投入による成長維持に期待がかかっています。予想配当利回りは2.47%。
がん免疫療法薬「キイトルーダ」という、世界的な大ヒット薬を保有する大手製薬会社です。
キイトルーダは2024年に約294.82億ドルを売り上げ、世界トップの医薬品となりました。一方で、2028年以降の売上低下リスクも意識されており、将来に向けたパイプライン強化が注目点になりそうです。特許切れへの対策として、他社の買収や研究開発への投資も積極的に行っており、将来の収益源確保に向けた動きが活発です。予想配当利回りは2.96%。
世界有数規模の製薬会社です。
新型コロナ関連の特需が落ち着いた後は、がん治療薬メーカーの買収などを通じて事業構造の転換を進めています。あるアナリストは、豊富な手元資金を活用した新薬開発やM&Aが今後の株価を左右する鍵になると指摘しています。配当利回りが高水準であることも注目されるポイントです。予想配当利回りは6.79%。
医療機器や診断薬、栄養剤などを幅広く手がけるヘルスケア企業です。
連続血糖測定器(CGM)などのデジタルヘルス関連が好調で、糖尿病治療の進化とともに成長を続けています。安定した業績成長と連続増配記録を誇り、市場のボラティリティが高い局面でも堅実な運用を好む投資家から選好されやすいようです。予想配当利回りは1.91%。
バイオテクノロジーの先駆者的な企業です。
骨粗鬆症や脂質異常症、がんなど多岐にわたる分野で治療薬を展開しています。近年は肥満症治療薬の開発レースにも参戦しており、治験結果次第では大きな成長機会になる可能性があると期待されています。バイオベンチャーの買収を通じてパイプラインを強化する戦略も継続しています。予想配当利回りは2.96%。
自己免疫疾患や腫瘍学、神経科学などの分野に強みを持つ企業です。
主力薬「ヒュミラ」の特許切れ後も、次世代の主力薬である「スキリージ」や「リンヴォック」が順調に成長しており、収益の柱の交代が成功しつつあります。収益性の高さと、株主還元に積極的な姿勢が評価されることが多い銘柄です。予想配当利回りは2.96%。
がん、血液疾患、免疫疾患、心血管疾患に強みを持つグローバル企業です。
数多くのがん免疫療法薬や抗凝固薬を保有しており、安定したキャッシュフローを生み出しています。特許切れの影響を緩和するため、バイオテクノロジー企業の買収を積極的に進めており、新薬承認に向けた動向が注目されています。予想配当利回りは4.41%。
嚢胞性線維症(CF)治療薬で高い存在感を持つバイオ製薬企業です。CF領域では複数の主力薬を展開しており、収益の柱として注目されやすいようです。
一方で、成長の軸足をCF以外にも広げています。たとえば、鎌状赤血球症などを対象とする遺伝子治療「CASGEVY(キャスジェビー)」は米国で承認されており、同社の新たな事業領域として意識されそうです。さらに、非オピオイド(非麻薬性)鎮痛薬「JOURNAVX(ジャーナブックス、一般名:suzetrigine)」も米国で承認されたと報じられており、新領域での収益貢献が進むかどうかがポイントになりそうです。現時点で配当は予定されていません。
※予想配当利回りは2026年1月13日終値時点のものです。
※出所:QUICK
記事作成日:2026年1月14日
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