💡この記事のポイント
✅クルーズ船でハンタウイルス集団感染の報道
✅一般的な感染拡大リスクは低いとの見方
✅ハンタウイルスに関連しうる日米株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅米国株:モデルナ、アボット・ラボラトリーズ、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック
✅日本株:ユニ・チャーム、シスメックス、塩野義製薬

✅クルーズ船でハンタウイルス集団感染の報道
✅一般的な感染拡大リスクは低いとの見方
✅ハンタウイルスに関連しうる日米株をご紹介
✅米国株:モデルナ、アボット・ラボラトリーズ、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック
✅日本株:ユニ・チャーム、シスメックス、塩野義製薬
モデルナ<MRNA>
アボット・ラボラトリーズ<ABT>
サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック<TMO>
ダナハー<DHR>
ベクトン・ディッキンソン<BDX>
ユニ・チャーム<8113>
花王<4452>
塩野義製薬<4507>
シスメックス<6869>
テルモ<4543>
2026年5月初旬、大西洋を航行中のクルーズ船で「ハンタウイルス」の集団感染の疑いが出たことが報じられました。世界保健機関(WHO)によると、ヒトからヒトへの感染の可能性がある「アンデス型」のウイルスが確認されたとのことです。ハンタウイルスは一般的に、ネズミなどのげっ歯類からヒトに感染するもので、ごくまれにヒトからヒトへの感染を起こす事例が報告されており、感染拡大の封じ込めに各国当局が対応を進めているようです。
ハンタウイルスについては、日本でのパンデミック(世界的な大流行)になる可能性は低いと見られているとのことです。WHOも「適切な感染予防と感染管理対策が実施されている場合、リスクは非常に低い」と強調しており、過度に恐れる必要はないようです。また、木原稔官房長官も「現時点でわが国に直ちに大きな影響が及ぶ状況にはない」と述べ、海外渡航時には動物との不用意な接触を避けるとともに、冷静な対応を呼びかけました。
しかし、新しいテーマとして株式市場では一部で関連銘柄への関心が高まったようです。ただし、現時点では感染が流行する可能性や、それらによる恩恵を受ける企業も明確ではないことから、ハンタウイルスが株式市場のテーマとして継続するかは不明確です。あくまで現時点で話題になっているテーマの一つとして捉えておくべきかもしれません。
そこで今回は、今後の動向が注目される「ハンタウイルス関連」や、感染症予防というテーマで連想買いが向かいやすい日米株をご紹介します。
米国のバイオテクノロジー企業で、mRNA(メッセンジャーRNA)という技術を使った医薬品開発に強みを持っています。
同社は米国の研究機関などと共同でハンタウイルスワクチンの初期段階の研究を進めていると報じられており、mRNAワクチン開発への期待から5月8日には前日比+11.96%の急騰となりました。ただし、あるアナリストによると、研究は初期段階であり、対象となる市場も小規模であるため業績への直接的な影響は限定的とのことです。
米国のヘルスケア企業で、医療機器や診断薬などを幅広く手がけています。
ハンタウイルス向けなどの抗体検査製品も展開しており、検査・診断の分野において直接的な関連候補として見られているようです。新たな感染症が話題になった際に、検査インフラの提供者として需要が高まることが期待されそうです。
科学機器や試薬、診断システムなどを提供する世界的なヘルスケア企業です。
PCR検査や分子診断など、感染症の検査インフラを支える重要な役割を担っています。未知のウイルスや感染症が拡大した際には、同社の検査機器や試薬への需要が意識される可能性もありそうです。
ライフサイエンスや診断機器などを手がける米国のコングロマリット(複合企業)です。
傘下の企業を通じて分子診断関連の事業を展開しており、医療現場での迅速な検査や診断を支援しています。感染症対策に不可欠な技術を持つ企業として、注目されやすい銘柄です。
医療機器、診断機器、試薬などを製造・販売する米国の多国籍企業です。
検体の採取から処理、感染症診断のワークフローに至るまで、医療現場のインフラを支える製品を幅広く提供しています。一般的に検査需要の高まりは、同社の事業にとって追い風になる可能性があります。
生理用品や紙おむつなどを主力とする日用品メーカーです。
感染症の拡大懸念が高まった際には、同社が手がける「超立体マスク」や「超快適マスク」といった衛生用品の需要が伸びる傾向があります。日常的な感染予防策として、一般消費者からの関心が向かいやすい銘柄と言えそうです。
洗剤や化粧品、日用品などを幅広く展開する日本の大手化学メーカーです。
ウイルス対策や衛生管理に欠かせないハンドソープ、手指消毒液などを製造しています。一般的に感染症への警戒感が高まると、手洗いなどの基本的な予防策が推奨されるため、関連製品の需要増に対する思惑が働きやすいようです。
日本の大手製薬会社で、感染症治療薬の研究開発において長い歴史と実績を持っています。
日本の感染症対策をリードする企業のひとつとして知られており、新たな感染症の話題が出た際には、治療薬やワクチン開発への期待から連想買いの候補に挙がりやすい銘柄のようです。
血液や尿などの検体検査機器・試薬で世界トップクラスのシェアを持つ日本の医療機器メーカーです。
ハンタウイルスに特化しているわけではありませんが、医療機関での検査需要が高まれば、同社の検査機器やシステムの稼働率が上がり、間接的な関連銘柄として意識される可能性がありそうです。
カテーテルや人工心肺装置などを手がける日本の大手医療機器メーカーです。
ハンタウイルスが重症化した場合、呼吸困難に陥りECMO(体外式膜型人工肺)などの高度な救命措置が必要になることがあります。同社はECMO関連の機器を展開しており、重症呼吸不全時の治療を支える企業として関心が集まる可能性があります。
記事作成日:2026年5月11日